できたこと
- 洗濯
- 料理
聴いたもの
今日はBandcampカートの清算のため、一日ずっと音楽を聴いていた。収穫が多く、これはいろんな人に刺さりそうだな……という作品がちょこちょこあったので、ざっくりジャンルで分けて紹介する。
ダンス系
UKGをベースにしAphex Twinやエレクトロニカを混ぜたような変な曲。買うとこのアーティストのDiscordサーバへのアクセスパスワードがついてくる。まだ二曲しか出していないアーティストなのと、Discordコミュニティを用意しているところが面白かった。
UKGのベテランY U QTがShall Not Fade傘下Time Is Nowからリリース。ただただストレートに強いフロアバンガーが並ぶ。
UKGの新鋭Amy DabbsのEP。エレピを取り入れた暖かみのあるUKG。ハウスにも近いジャストな塩梅の音。
Robster ThereminからもEPが出ている。こちらはジャングルのプロデューサーCoco Bryceとの共作。
インダストリアルやベースミュージックの荒々しくダークなサウンドとレゲトンやバイレファンキを融合させた、治安の悪いダンスミュージック。
先日RAで特集記事が組まれていた。
Toy Tonicsの2021年ベストセラーコンピ。Toy Tonicsらしい陽気なディスコハウスのエッセンス10曲。踊りたい時に。おすすめは3曲目"Sam Ruffillo - Danza Organica"。
昔から安定してアンセムを量産するKiNKの最新EP。全曲バンガーだが2曲目の"Beep Beep"は変な音がして特に好き。
Four Tetのレーベルから次に出るアーティストのアルバムの先行シングル。一曲目がころころビートが切り替わって面白い。ダンス系というかビートミュージックか。
UKジャズ系
UKジャズと書いた通りビバップ等々の70年代以前の音は全くない。
https://t.co/s50yxZGZDP
— 栞にフィットする角 (@__Blurry_) May 19, 2022
北イングランドのサクソフォニストJasmine Myraのデビューアルバム。アンビエントジャズの系譜に連なりそうな、室内楽的アンサンブルとエレクトロニカ・ポストクラシカルのコード感にスイートな質感を与えたような心地いいサウンドで大変よい。
これはとても良かった。生音の豊かな質感に浸りたい時に。
現代UKジャズの震源地Brownswood Redordingsからの新譜。Nybya Garciaの作品に参加するマルチミュージシャンDoomCannonのファーストソロで、質の高いUKジャズが聴ける。BLM以降のシリアスで緊迫したムードと南アジャズのコズミック/アフロフューチャリズム的なサウンドがUKの洗練されたグルーヴのもとで統合されている。聴きやすい。
ロック系
詳細な定義には立ち入らない。
フランスのチェンバープログレバンドArt Zoydのサード。Magmaのような、フリージャズとプログレが混交した熱量のあるサウンドに厚みのあるストリングスが重なってとてもかっこいい。長尺で壮大で、しかも楽曲に展開があるというのが久しぶりすぎて聴き方を思い出すのに時間がかかった。
Black Midiの新譜。変な音だが必ずどれか一つのパートは聴きやすい/既存のプリミティブな快楽性に沿った音を鳴らしているので、都度とっかかりを探しながら聴いていくと意外と気持ちよく聴き通せる。ボルダリングという例えもできるかもしれない。
その他
チェロとピアノとギターのトリオによる変な音楽。具体的に言うと中世やバロックの語法とポストクラシカルとフリージャズとライヒのミニマリズムをかなり聴きやすい配合で融合させたような音で、常になんとなく親しみやすさがあるし、その親しみやすさの下にそれぞれの元ネタの奥深い味わいが広がっている。なんとなく静かな音楽をかけたいという時に。