できたこと
- 洗濯
- 観葉植物の植え替え
- 洗い物
雑感
分からないものを分かる
アフター6ジャンクション(アトロク?)にokadadaさんが出ていたと教えてもらったので聴いていた。世界に数多あるディスクガイドの中から面白いものを紹介しつつ、ディスクガイドというものが備える機能について紹介する回。
個人的に共感したのは、「訳の分からない音楽を突然聴いても分からない」、ディスクガイドは「分からないものを分かるようになりたい時に頼る」もの、というくだり。自分はリスナーとしての基本的な資質(そんなものがあるとして)がかなり乏しくて、放っておいたら全然狭い幅の音楽しか聴けないので、識者による聴き方や作品を構成するエレメントを頭に入れることは自分の中ではリスニング行為の中に自然に組み込まれている。インターネットでは「気持ちよければそれでいい」という言説が主流で、実際にそういうアティチュードからジャンル横断的な音楽が自然に生まれてくるのだと思うが、正直私の聴き方にはあんまりフィットしていない。私には分かるものしか分からない。
連想して思い出したのだが、最近アフロビートの(雑な)紹介記事を書いた。
数日くらいでアフロビートをインプットして、平行して書き進めたような記事なので正確さにも網羅性にも欠くような記事だが、そういうレベルの記事もツイートも全然見当たらなかったのでとりあえず出した。識者からしたら突っ込みどころは多いだろうが、突っ込んでいる暇があったら1個くらい出してくれると嬉しい。
ことの発端は「世間ではアフロビートとアフロビーツの区別もついていないような人が多い」というような話が盛り上がっていたことであるが、そのアフロビートについて具体的に語っている記事(「ファンクとジャズの影響を受けたアフリカ音楽」以上の解像度で)がどこにもなく、アフロビートについての認識もはっきりしていないからそんな混同が起きるのだと思わざるを得なかった。だからとりあえず入門用の記事を書いたのだが、キーパーソンの記述も語るべき参照点も全然足りないので、そのあたりは詳しい人か後続の人にお願いしたい。もしかしたら自分がいずれ多少加筆するかも分からない。
この記事は正直他の人の役には立たないだろうが、調べる中でアフリカ音楽にラテンの要素が取り入れられた地点とその後の発展、アフロビートからアフロビーツに継承されたエレメントを学ぶことができたのは大きな収穫だった。この辺りについては詳しいテキストがなく、独自調査には手間がかかったが、そうするだけの価値はあったと思う。
次はOn-U Sound辺りのUKダブと仲良くなりたい。
アスパラ
春なのでスーパーに行ってアスパラを買い、茹でて食べた。この季節はこれが楽しみ。冷蔵庫で放っておくとすぐにしなしなになってしまうので買ってきたらすぐ茹でるのがいい。
破産リスク
このところブルーアーカイブのキャラクターの魅力に抗えなくてついに人のシナリオプレイ配信を見たりした。卯月コウさんの配信は(ところどころ気持ち悪いことを言うものの)行間の解像度が高くてとても面白い。ところどころ気持ち悪いことを言うものの……。
自分でプレイする予定は当分ない。どうせ出てくるキャラクターがみんな欲しくなってガチャを回して破産するに決まっている。この破産というのは比喩で言っているのではなく、今の自分の財政だと本当に引き起こしかねない。面白い作品を出しているところ申し訳ないが、私は完全に無料で完結した世界で楽しませてもらう。
アニメ
ガールズバンドクライが面白い。花田十輝の型破りなストーリーテリングとやや粗削りな3Dアニメという、ある種の隙が別種の魅力に繋がるような表現が、キャラクターたちの人間味に溢れた魅力と荒々しく疾走する音楽、何よりも井芹仁菜の洗練からは遠くとも迫力のある歌唱と絶妙に噛み合っていて、作品のディレクションにトータル的な一貫性が生まれているように感じた。『葬送のフリーレン』のようなしみじみと見られる良質なアニメーションとは全く質の違う作品で、何なら自分の美意識に反するようなところもあるのだが、そういうところまで含めて好ましいと思える。自分が真剣にアニメを追っているのは『ぼっち・ざ・ろっく!』以来だが、毎週アニメを見てファンアートを追うのが楽しくて仕方がない。早く次の話が観たい。