雑記

__blurry_のおぼえがき

7/30

できたこと

  • 洗濯
  • 皿洗い
  • パンチェッタの世話
  • 買い物
  • 風呂掃除
  • 排水口掃除
  • 美容室に行く

雑感

Tohji

 札幌にTohjiが来ていたので見に行った。場所はKING XMHU(キングムー)。
 入場料はいくらだろうかと身構えて行ったのだが、受付で提示された額はなんと1000円(しかもドリンクチケット付き)。冗談かと思った。
 入ってみるとすでにメインフロア最前はTohjiを見に来た客で埋まっている。見るからにサングラスや服装がTohjiのコスプレをしている人も散見された。個人的にはそれはダサいと思う。
 多少フロア最前で踊ったりしていたのだが、DJが単調で飽きてきてしまったため早々に二階エリアで離脱し、そこでTohjiの登場が午前二時からであることを知った。この時午後11時で、一緒に来ていた友人とすでにしんどくなっていた。普通にクラブなのだから音楽で踊ればいいと思っていたのだが、ここのDJはおそらくフロアを全く見ずにあらかじめ決められた順で楽曲を繋いでおり、しかも常にクライマックスで緩急というものが全くないため、とてもではないが楽しめたものではない。メインフロアにいる人間も大半が棒立ち状態だった。いわゆる兵馬俑

 そこからの3時間はすることがなさすぎてできるだけ静かで座れるスペースを見つけてずっとだらだら喋ったり、通る人の服装からナイトライフを楽しみに来たのかTohjiのファンなのかを当てる遊びをしていた。黒髪の女と白シャツの男はTohji目当てだろうという仮説でFA。

 眠くなってきた頃にようやくTohjiの時間になり、気がつくとメインフロアがおしくらまんじゅうになっている。私の前に無理矢理割り込んできた男が「一列しか無理でしたわ(笑)」と背後の男と談笑していて、一列行けるならもう三列くらい行けや……と何とも言えない気持ちになっているうちにそれまでのDJの音が止まり、E.O.U.なる人が前座でDJプレイ。これも誰一人盛り上がっていなかった。本当に誰一人テンションが上がっていないようだし、自分も一切心が動かなかった。こんなに面白くないDJが可能なのだな……と思った。
 30分の虚無の時間を経て音が止まり、聞き覚えのある爆音のイントロが聞こえてフロアが沸騰した。オートチューンでツルツルになった「札幌 調子どう?」の声がしてTohjiのライブが始まる。一曲目から"GOKU VIBES"。フロアの全員が飛び跳ねながらヴァースを大合唱している。それまでと比べてもけた違いの音量に鼓膜が破れるのではないかと恐ろしくて飛び跳ねるどころではなく、時々耳を塞いだりしてなんとかやり過ごしていたが……。
 その後は新譜"T-Mix"の楽曲と、アンコールに"Higher"をやって終了。まあそんなもんかな……という感じ。自分が全然Tohjiにもトラップにも思い入れがないことが分かった。一緒に来ていた友達は大感激で日頃見せる知的さが嘘のように「Tohjiーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」と絶叫してヴァースも全部歌っていた。一年くらいTohjiしか聴いていないというのだからそうもなるだろうなと思った。

余談1:GOKU VIBESでみんな飛び跳ねていたのだが、これは自分の感覚で言えばエレクトロ由来の強烈なシンコペーションを持つトラップであって、どうやっても四分でスクエアに飛び跳ねることはできないように感じる。しかし現実にはみなそうしているし、それどころか内省寄りのビートである"Higher"も同様だった。聴取の感覚が全然違うのだろうな……と思った。

余談2:GOKU VIBESと言えば思い出されるのはMVRASAKIの一件で、「村上恭平が乗るカワサキ」が「乗るカワサキが乗るカワサキ」に差し替えられているかどうかが一番気になっていたのだが、「shoulderの上にtattooおそろでいれたり」だった。公式の歌詞を見てもそうなっているから差し替え方が変わったのだろう。

今日

 フロア明けで10時過ぎの起床。なんとか美容院の予約を入れて髪を切りに行ったのだが、終わった後で近くの酒屋に吸い込まれてしまい、そこで出会ったIPAのラベルに書かれていたポエムがあまりにサイケデリックだったので一本買ってしまった。

天の川は無数の五次元フルーツが踊る楽園だった!
醸造ごとにメインとなるホップ品種を変え、五次元フルーツの多様性を楽しめるヘイジーIPAです。
パラレル楽園的アロマティーーック!!
http://www.sekaipa.com/ipa/japan/A/Uchu_brewing.htm

 それから家に帰って水回りの掃除。風呂場の排水口は髪の毛とリンスですごいことになっていたが、どうせ自分から出たものだと思うとさほど抵抗もなく、とりあえず綺麗になりそうな部分の汚れを取った。床の水垢も。床材と床材の間にカビが生じているようにも見えたのだが、換気扇は24時間回しっぱなしである。これはもうどうしようもない……ということでいいんだろうか。本当にいいのか?

リコリス・リコイル5話

 見た。アラン機関が前に出て、勢力が大方出揃った回。

 人を機械/歯車にするとはまんま現行の"社会"がやっていることであり、加えて言えば恩情により支援を行った相手を思い通りにコントロールしようとするのは家父長制そのものである。これでDAに悪質な"母性"が配置されていたのを合わせて、父権性・悪い母性という質の異なる支配が並んだことになる。思想的には後は脱却するだけなので、そこがどうなっていくのか、同時にそのような支配や権力の勾配のない千束とたきなの関係性の深まりを楽しみにしたい。二人が執着などの不健全な勾配を持たないまま仲を深めていくのなら、それはコミュニケーションの水位がどんどん上がっていくということで、普通に親密さの表現として性行為に行き着きそうな感じがする。そうなったところが見たい。

聴いたもの

Two Shell - ❖​[​secretbox​]​❖

 Two Shellが期間限定でリリースするsecretboxの第二弾。中身は未公開トラックと既存トラックのリミックスに特設サイトのパスワード・10分間のライブ録音。10ポンドに見合うほどの楽曲の冴えはなかった。

宝鐘マリン - I’m Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた。

 ホロライブの宝鐘マリンのオリジナル曲第4弾。MVを見れば分かる通りUndertaleを意識したゴシックながらもユーモラスなサウンドが楽しい。かめりあという大物コンポーザーの起用とMVのアニメーションのクオリティは予算の暴力としか言いようのないもので、この宝鐘マリンという配信者/アーティストはVカルチャー資本主義における王者なのだな……と改めて感じた。ところでこの人も来年再来年のうちにオリジナルのアルバムが出そうな気がする。
 この人がすごいのは予算の力によって他ではちょっと目にかかれないスタイリッシュなアニメーションをMVに盛り込んでくるところ。これはファンサービスというよりある種の思想を感じさせる。VTuberは言ってしまえば立ち絵一枚に還元できるわけだが、この人は自分自身が絵でしかないことを、「絵であれば何をやってもいい」という風に転倒してガンガンに攻めた映像表現を行う。そこには生身ではできない無際限の拡張性がある。"Unison"のまるで異なる画風の絵が次から次へと立ち現れ、その画風の違いがサイケデリックとして作用するMVなどはとても実写の人間にはできないだろう。

P丸様。 - 乙女はサイコパス

 P丸様。が9月にリリースするアルバムからの先行公開曲。コレサワ作曲・ポップしなないで編曲の爽やかなポップロックで、曲自体に特に言うことはなく、いつも通り素敵な歌だね、ボーカルカットアップを盛り込んでいるところが嬉しいね……というくらいなのだが、MVが面白かった。
 こちらのアニメーションはお世辞にも優れているとは言いがたいが、P丸様。のモデル自体のクオリティ・モーションキャプチャーの精度・表情付けの細かさとダンスの愛らしさは他のあらゆるVを凌いでいる。早い話が本人がかわいすぎる。VTuberの表現を拡張する船長とは真逆の、配信者の身一つによる一点突破。

7/26

できたこと

  • 夜勤
  • 洗濯
  • 皿洗い
  • 炊飯器をセットする
  • 回線契約の解除手続き
  • 買い物
  • パンチェッタの仕込み
  • ランニング

雑感

 サブスクについての話を3つほど。SpotifyApple Musicその他のサブスク型音楽ストリーミングサービスを想定している。

分散化

 朝にバンナムアイマス楽曲サブスク解禁がアナウンスされてタイムラインが期待と興奮で沸き立っていたのだが、夕方ごろになってバンナム楽曲の主要ストリーミングサービスからの撤退やアナウンス記事のサイレント修正などの報告が上がるにつれ、盛り上がりはこの"サブスク"が自社製囲い込みサービスなのではないか……というざわめきに変わった。
 よくよく考えると、ではそれで何がいけないのだろう……という気がしてくる。私はApple MusicなりSpotifyなりの1再生ごとのロイヤリティが充分だとは思っていない。バンナムの楽曲しかないのだから分配の原資がカツカツになる公算は低く、1再生ごとのロイヤリティを他のストリーミングサービスより高く設定することも充分可能だろう。それが実現するのであれば、アーティストへの金銭的支援という点で考えるに何の文句もない。
 むろんUIと機能、音質がちゃんとしているという条件付きでだが……。正直なところ二次元コンテンツに良質なUXは期待できないので、今のところは理屈の上でだけの感想に留めておく。

購入

 サブスクと音楽産業の話が盛り上がるたびに「この人達音源買ってるのかな」と思う。サブスクの還元率に問題があり、サブスクという装置自体にスケールの力頼みという問題があるのは分かっているが、当面解決の見込みがない以上は、個人としては音源を買うことでアーティストを支援していこう……と、一旦はそういう結論が出るものと思っている。音楽が好きだという気持ちに金銭的な横槍を入れるようだが、売り物となる音楽とアーティストの生活は基本的に地続きである。音楽に政治が持ち込まれることは現代においてはもはや当然のこととなったように、アーティストの生活について考えることも当然となればいいと思う。

追記:「今はストリーミング型のビジネスモデルでメイクマネーするのが基本」という考え方もあるだろうが、私が普段聴いている音楽はストリーミングでは絶対にメイクマネーできない。そういうシーンが好きな人間としてはサブスクを現状追認などはしない。この点についてはジャンル・シーンごとにいろいろな見方があるだろうと思う。

キャパシティ

 上の話の続きとなるが、かといって「買えないことは悪」とは考えていない。金銭的に余裕がなくて買えないからストリーミングサービスを使っている、という人は身近にもいる。だからサブスクを使う時、そこで気に入って何回も聴きたいと思ったものは買う、という習慣が広まればいいと思う。ようはバランス。はなから買う気がない人の言い訳に使われそうな気もするが……。

読んだもの

 トニ・モリスン『青い眼がほしい』を読み進めている。

7/26

できたこと

  • 夜勤
  • 洗濯
  • 皿洗い
  • 炊飯器をセットする
  • 回線契約の解除手続き
  • 買い物
  • パンチェッタの仕込み
  • ランニング

雑感

 サブスクについての話を3つほど。SpotifyApple Musicその他のサブスク型音楽ストリーミングサービスを想定している。

分散化

 朝にバンナムアイマス楽曲サブスク解禁がアナウンスされてタイムラインが期待と興奮で沸き立っていたのだが、夕方ごろになってバンナム楽曲の主要ストリーミングサービスからの撤退やアナウンス記事のサイレント修正などの報告が上がるにつれ、盛り上がりはこの"サブスク"が自社製囲い込みサービスなのではないか……というざわめきに変わった。
 よくよく考えると、ではそれで何がいけないのだろう……という気がしてくる。私はApple MusicなりSpotifyなりの1再生ごとのロイヤリティが充分だとは思っていない。バンナムの楽曲しかないのだから分配の原資がカツカツになる公算は低く、1再生ごとのロイヤリティを他のストリーミングサービスより高く設定することも充分可能だろう。それが実現するのであれば、アーティストへの金銭的支援という点で考えるに何の文句もない。
 むろんUIと機能、音質がちゃんとしているという条件付きでだが……。正直なところ二次元コンテンツに良質なUXは期待できないので、今のところは理屈の上でだけの感想に留めておく。

購入

 サブスクと音楽産業の話が盛り上がるたびに「この人達音源買ってるのかな」と思う。サブスクの還元率に問題があり、サブスクという装置自体にスケールの力頼みという問題があるのは分かっているが、当面解決の見込みがない以上は、個人としては音源を買うことでアーティストを支援していこう……と、一旦はそういう結論が出るものと思っている。音楽が好きだという気持ちに金銭的な横槍を入れるようだが、売り物となる音楽とアーティストの生活は基本的に地続きである。音楽に政治が持ち込まれることは現代においてはもはや当然のこととなったように、アーティストの生活について考えることも当然となればいいと思う。

追記:「今はストリーミング型のビジネスモデルでメイクマネーするのが基本」という考え方もあるだろうが、私が普段聴いている音楽はストリーミングでは絶対にメイクマネーできない。そういうシーンが好きな人間としてはサブスクを現状追認などはしない。この点についてはジャンル・シーンごとにいろいろな見方があるだろうと思う。

キャパシティ

 上の話の続きとなるが、かといって「買えないことは悪」とは考えていない。金銭的に余裕がなくて買えないからストリーミングサービスを使っている、という人は身近にもいる。だからサブスクを使う時、そこで気に入って何回も聴きたいと思ったものは買う、という習慣が広まればいいと思う。ようはバランス。はなから買う気がない人の言い訳に使われそうな気もするが……。

読んだもの

 トニ・モリスン『青い眼がほしい』を読み進めている。

7/23

できたこと

  • 皿洗い

雑感

ローカル

 前日は1時ごろまで起きていたので8時ごろまで寝よう……と思っていたのが結局7時半には目が覚めてしまい、今日もあえなく睡眠不足となった。なんとかならないんだろうか。
 何もできずに部屋でだらだらと時間を過ごし、なんとかそうめんだけ茹でたところで爆裂なカロリーが摂りたくなる。具体的にはオリーブオイルに浸した焼きたてのフランスパンが食べたくなり、アヒージョを作ろうと思い立ってスーパーに出かけた。
 スーパーまでの道すがらにインディーのビアガーデンの看板があったので興味本位で入ってみて、メニューがあったので興味本位で注文してみると、気がついた時には土曜の昼前から飲酒する人になっていた。口をつけるまでこれが「飲酒」に相当することに全く気がつかなかったので、相当寝不足だったんだろうな……。
 ベンチに座ってビール(サワーエールという種類らしい。泡はクリーミーで本体は酸味がありとてもおいしい)をちびちび飲んでいると店員さんたちの会話が聞こえてきたので、ラジオ感覚でしばらく耳をそばだてていると、どうも白人女性の店員さんが日本の音楽が好きで、坂本慎太郎ライジングサンに来るとか、おとぼけビーバーが好きだとか、今年はBIG FUN(Precious Hallが主催する札幌のフェス。芸術の森で行われる)が開かれるとか、どうもコアな音楽の話をしていたのでついつい話に混ざってしまった。こういうことがあるのでローカルは楽しい。まあ会話が全然ダメなのはいつも通りなのだけれど……。
 しばらく話して、ついでにもう一杯くらいお酒をいただいたところでその場を後にし、スーパーでトマトなりブロッコリーなりを買い込んで家に帰った。冷蔵庫に買ったものをあらかた詰め込んだところで眠気に襲われ、一時間くらい寝るか……とベッドに寝転がると、次に起きた時には3時間近くが経過していた。昼寝して1時間で起きられるわけがないと分かりつつ、それでも眠かったのだからこれはもう仕方ない。昼前から酒を飲んで午後はぐっすり寝ていい日もある。

アヒージョ

 ようやく身体が起きてきたところでアヒージョに着手。名前はおしゃれだが、具材を全部切って調味しつつオリーブオイルで煮込めば出来上がるのだからお手軽この上ない。
 いつもの癖で二人分作ってしまったせいで終盤は格闘する羽目になった。一人分ならトマトは一個でいいし、ブロッコリーは半分でいい。カマンベールチーズ一個は入れすぎ。

乱闘

 しばらくやり取りの途絶えていた友達とコンタクトを取り、オンラインでスマブラを二時間ほど。ずいぶん回線が重いなと思ったら、向こうがいつのまにか実家を出ていて、これから回線工事とのこと。対戦したいという気持ちで呼んだのは間違いないが、そういう近況報告をし合う口実を作るという意味で、共通の趣味のゲームがあるのはいいなと思った。今度は向こうの家に行く予定。ついでにもう一人にも声をかけた。たくさん遊びたい。

リコリス・リコイル

 どうも盛り上がっているらしい、と相互の日記で知ってからアマプラにある分を一気見して、一気にハマった。作品の根底にある思想観が自分にとってタイムリーだったのが理由だと思う。
 DAは「暗殺を請け負う孤児の十代の少女」というあまりに極端に邪悪な存在であるのだが、たきなが「私たちDAは殺人が許可されています」と言うところが個人的に面白いなと思った。社会あるいは組織において一つの行いが是認されていることと、それが現代社会の一個人の行いとして肯定しうるかという問いを混同した物言いは、たきながまだ半分くらいしか自我を持っていないことの現れである。今後はこの部分が問われていくことになりそう。ついでに言えば、ここにはDAにおける同胞殺しの扱いであったり、殺人によるDAというホモソーシャルへのイニシエーションや同質性の強化であったりするような、今後問われるシチュエーションへの伏線もあるように思われる(後者については3話で少しだけ言及がある)。

 追記:4話を見た。さかなに見えないさかなの合理的デザインの有無→殺人をしないリコリス→類稀な殺しの天才と話を転がすのが面白かった。人の心は自然のデザインに則るとは限らないが、先天的なgiftはそうもいかない。そして殺しの才覚を磨くためにアランが喫茶リコリコに顔を出しているのであれば、今後の筋はノワールにおけるグラン・ルトゥールに似通っていくような気配がある。死を司る二人の乙女、二人で一つの殺しのユニットの誕生に。

聴いたもの

A Place To Bury Strangers - A Place To Bury Strangers

 NYのノイズ・シューゲイザー・ガレージロックバンドのファースト。粗く激しいシューゲイザーサウンドを中心に様々なアプローチを試みているバンドで、ギターサウンドの快楽性が凄まじい上にソングライティングが上手いため理屈抜きに吹っ飛ばされてしまう。しかしガレージロック的な単調な音楽なのかと言うとそうではなく、ギターにブラスを重ねてノイズ的なヘヴィネスを増したり、リズムマシンによる高速ノイズエレクトロチューンが数曲あったりと、NYアンダーグラウンド/ノーウェーブシーンの豊かな蓄積が反映されている。相互の人によるとかなりジザメリ度が高い音楽らしい。良いアルバムだった。

7/16

できたこと

  • おしゃれ
  • 部屋の片づけ

雑感

今日

 大学の同期が内地から帰ってきたので飲みに出かけた。本当は海に行く予定だったのだけれど、あいにくの曇天でまばらに雨も降っていたので仕方がない。
 とはいえ、昨日の夜更かしのせいでまともに動くことができず、待ち合わせに大幅に遅れてしまったし、空腹で明らかに不寛容で怒りっぽくなっているのを感じて一人でケンタッキーを食べに行くなどの行動に出てしまったのが大幅な減点だった。とはいえ何も食べずにその場にいれば些細なことで怒って一人だけ帰るくらいのことはやりかねなかったし、その場でできる中では最善の行動だったように思う。そもそも遊ぶ前日はちゃんと寝るべきではあったのだけれど、これは次回の改善点。

 その後ボウリングに行き、ふらふらとラブホ街などすすきのの治安の悪いエリアをうろつき、私の希望により中島公園で飲酒し、それからまた別の居酒屋に入った。正直その日はみんなのテンションも上がりきらない感じだったのだが、中島公園あたりから明らかに加速して、最終的には2022年の思い出に残る夜になった。本当に良い夜だった。またやりたい。

追記:「お腹が空くと呂布カルマみたいになる」というスニッカーズのCMがあるが、自分の性質はあれを冗談にできない。お腹が空いているときの自分は明らかに情緒がおかしくなっているし、それをコントロールすることが全くできない。ご飯はちゃんと食べるようにする。

当方めっぽう陰気です

「当方めっぽう気さくです」という言葉をツイートする人を全く信用していない。理由はそんなことを言う人間が気さくなわけがないし、そもそも信用を積み立てるという人間関係の基本を無視しているから。
 本当に気さくであるならツイートを見ればだいたい分かるか、あるいは分かるように振る舞うだろうから、そもそもこんな文字列がツイートに現れてくることがない。だからこの時点でどうしても冷ややかな目になる。
 それに、いったん百歩譲って言い分を聞き入れるとしても、「気さくです」とわざわざ表明するのは、自分が日頃気難しそうに見えているということを強く意識しているからだろう。それにも関わらず改善を怠り、「一旦会って現実/本当の自分を見てほしい」と一発逆転を狙うのは、人間関係の在りようとして果たして誠実だろうかと思うし、それはそもそもTwitterというテキストスペースに参加している人間のやることではない。テキストベースのコミュニケーションをやるならテキストベースなりのやり方がある。それができないなら見た目に分かりやすく気さくに振る舞うように方針を切り替えた方がいい。

 これに限らないが、自分の性質について先回りして表明しておくことで、他者からの判断を封じようとするような態度がどうも受け付けなくなってきている。他者が見て判断を下すのを待てないのか、それとも判断が恐ろしいのか……。他者は他者として自分をジャッジするというのはある意味冷酷だが、それでも社会の中で、人々の中で生きようと思うなら、無数のジャッジが待ち受ける空間の中に100%BETした自己をさらすほかにはないだろうと思う。

 これで言うのであれば、個人的には当方めっぽう陰気ですと表明しておきたい。事実ツイートも陰気であるし、実際に会って話したいという感情も当座のところは全くない。私の性格はローカルの知り合いが知っていればもうそれでいい。

7/15

できたこと

  • 洗濯
  • 料理

聴いたもの

 今日はBandcampカートの清算のため、一日ずっと音楽を聴いていた。収穫が多く、これはいろんな人に刺さりそうだな……という作品がちょこちょこあったので、ざっくりジャンルで分けて紹介する。

ダンス系

 UKGをベースにしAphex Twinエレクトロニカを混ぜたような変な曲。買うとこのアーティストのDiscordサーバへのアクセスパスワードがついてくる。まだ二曲しか出していないアーティストなのと、Discordコミュニティを用意しているところが面白かった。

 UKGのベテランY U QTがShall Not Fade傘下Time Is Nowからリリース。ただただストレートに強いフロアバンガーが並ぶ。

 UKGの新鋭Amy DabbsのEP。エレピを取り入れた暖かみのあるUKG。ハウスにも近いジャストな塩梅の音。

 Robster ThereminからもEPが出ている。こちらはジャングルのプロデューサーCoco Bryceとの共作。

 インダストリアルやベースミュージックの荒々しくダークなサウンドレゲトンやバイレファンキを融合させた、治安の悪いダンスミュージック。

 先日RAで特集記事が組まれていた。

https://ra.co/features/4009

 Toy Tonicsの2021年ベストセラーコンピ。Toy Tonicsらしい陽気なディスコハウスのエッセンス10曲。踊りたい時に。おすすめは3曲目"Sam Ruffillo - Danza Organica"。

 昔から安定してアンセムを量産するKiNKの最新EP。全曲バンガーだが2曲目の"Beep Beep"は変な音がして特に好き。

 Four Tetのレーベルから次に出るアーティストのアルバムの先行シングル。一曲目がころころビートが切り替わって面白い。ダンス系というかビートミュージックか。

UKジャズ系

 UKジャズと書いた通りビバップ等々の70年代以前の音は全くない。

 これはとても良かった。生音の豊かな質感に浸りたい時に。

 現代UKジャズの震源地Brownswood Redordingsからの新譜。Nybya Garciaの作品に参加するマルチミュージシャンDoomCannonのファーストソロで、質の高いUKジャズが聴ける。BLM以降のシリアスで緊迫したムードと南アジャズのコズミック/アフロフューチャリズム的なサウンドがUKの洗練されたグルーヴのもとで統合されている。聴きやすい。

ロック系

 詳細な定義には立ち入らない。

 フランスのチェンバープログレバンドArt Zoydのサード。Magmaのような、フリージャズとプログレが混交した熱量のあるサウンドに厚みのあるストリングスが重なってとてもかっこいい。長尺で壮大で、しかも楽曲に展開があるというのが久しぶりすぎて聴き方を思い出すのに時間がかかった。

 Black Midiの新譜。変な音だが必ずどれか一つのパートは聴きやすい/既存のプリミティブな快楽性に沿った音を鳴らしているので、都度とっかかりを探しながら聴いていくと意外と気持ちよく聴き通せる。ボルダリングという例えもできるかもしれない。

その他

 チェロとピアノとギターのトリオによる変な音楽。具体的に言うと中世やバロックの語法とポストクラシカルとフリージャズとライヒミニマリズムをかなり聴きやすい配合で融合させたような音で、常になんとなく親しみやすさがあるし、その親しみやすさの下にそれぞれの元ネタの奥深い味わいが広がっている。なんとなく静かな音楽をかけたいという時に。

7/6

できたこと

 何もできていない。え?

雑感

自明性

 サイゼリヤに関するツイートが論戦を巻き起こしていた。

 自分の感想はこれに尽きる。「それくらい千葉雅也が分かってないわけないだろ……」という気持ちになって議論に対する言及は全然追っていない。

温室

 新居で初めての夏を過ごしているのだが、暑すぎる……。気温と湿度があまりに高くてとてもではないが眠れないし、在宅で仕事していても暑さで何も手につかない。かといってエアコンをつけると体表の温度だけが下がる感じが気持ち悪い。エアコンがあっても扇風機も欲しくなるとは思わなかった。
 とりあえず夜の寝苦しさを改善するためにアイス枕を購入し、なんとか就寝自体には成功している。実家にいる頃からの愛用品だが、10年選手のそれと比べると今のアイス枕は格段に柔らかくなっていて技術の進歩を感じた。

マチュアリズム

「音楽は詳しくないから分からないけど」という前置きをよく目にする。知識の度合いがどうであれ、ともかく自分の感想にBETすればいいのでは……と思う。
 あらゆるコンテンツに言えることだが、批評的なマインドで作品に取り組むことの良し悪しだなと思う。批評というゲームにおいては無数の先行者がいて、「詳しくないから分からない」というのはその先行者からの批判を避けるための言葉だと思っているのだが、ただ鑑賞を行う限りでは作品と自分の一対一であり、そこで生じた感想はそんなゲームとは一切関係がない。だから「他人がどう言おうと今の時点ではつまらん/面白い」と思ったのならそれは完全に不可侵である。それは他人の感想を損なうことではない。これは余談だが、タイムラインの全員が同じようなことを書いていると気持ち悪くなってくるので、自分が面白いと思ったものが他人にとっては当たりはずれがあるというくらいがちょうどいい。そうであった上で、分かり合えるものを探り合うというのが適度な距離感だと思う。
 ともかく、批評のゲームに乗らなくていい時と、乗った上で何かを言いたい時とでモードを使い分けられたらいいなと思った。

追記:しかし他者の雑な感想が嫌いというのも一理ある。私も黒田夏子"abさんご"に対して「統合失調症の書いた文にしか見えない」という感想を目にした時は正直癇に障った。これは極端な例だし、そういう物言いをする人は身近にはいないから例示にはならないけれど。

良いツイート

聴いたもの

bvdub - Hearts of Stone

 ダブテクノのベテランbvdubの最新作。上半期ベストに入れた作品。
 ダブテクノとは書いたがこの人のサウンドはかなりエモーショナルだしテクノ的な脈動があるわけでもない。アンビエントテクノ的なエモーショナルな空間に、ダブワイズされたビートとボーカルサンプルが漂うというスタイルはむしろエレクトロニカに含めた方が妥当かもしれない。
 この作品は"ダブワイズ"という手法において一つ上の次元に達していると感じた。ダブワイズとは本来リバーブとディレイによって音を霞ませ、サウンドに独特の情緒と奥行きを与えることだけではない。今作において重要なのは、音響空間の中でドラムとベースを強調し、サウンドに異様な迫力を与えるという性質である。これによって磨き上げられ、インダストリアル的な暴力性すら帯びたリズムマシンと低音がダブのルール下で漂うことにより、アンビエント空間の優しいエモーショナルさが相対的なものとして浮き上がってくる。
 簡単に言えばこの作品は「ダビーなエレクトロニカ」ではなく、「"エレクトロニカ"というジャンルそのもののダブワイズ」を達成していると感じる。そういう意味ではすごく原理主義的でありつつ、一つ面白いのは、オートチューンのかかったボーカルサンプルや、アンビエントとしてのコード感はかなりメインストリーム寄りであるにも関わらず、先述したようなビートと低音の力によってトータルではかなり強度のあるサウンドに聞こえるということ。ダブという手法のサウンドに対する再構築的作用の強さをひしひしと感じた。
 全曲良いアルバムなのだが、あえてハイライトを挙げるとすればタイトルトラックの3曲目。シンセの長いサスティーンが幾重にも重なった壁のような分厚いサウンドシューゲイザーにも接近している。

ヰ世界情緒 - ロスト・デリュージョン(cover)

 神椿のシンガーヰ世界情緒の最新カバー。"界隈曲"(知らない人向け:「ヤツメ穴」「髥莏」などを聴けば雰囲気はつかめます)のような怪しげな抑揚を持つ8ビットのシンセポップの上で、ヰ世界情緒の"少女性"そのもののような歌声が甘く響く。この電子音からなる怪しげなサウンドも、歌詞の意味も全く理解せず、ただ溢れ出てくるから歌にした、というような飾り気のなさがこの仮想的な"少女性"なるものの根本にあるのだなと感じた。この動画のイラストはそういった魅力を的確に捉えていてとても良い。

読んだもの

news.yahoo.co.jp

note.com

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