雑記

__blurry_のおぼえがき

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雑感

Bandcamp Day

 クレカの締め日が来たのでBandcampで買い物をした。この日のために一か月頑張っていると言っても過言ではない。それにしても円安がきつい……。10ドルで1500円、15ドルで2200円超。2021年には1ドル100円程度だったので、3年で50円も上がったというか、円の価値が3割下がったということになる。ここからまた下がってくれるんだろうか。来年には120~130円くらいまで戻してほしい。

インターネットで政治の話

 端的に言うとなぜふるさと納税がまかり通っているのか全然分からないのでそのような主張をしたいが、普通にみんな使っているような便利なものに異議を申し立てるというのは(特に自分よりずっと聡明/コンシャスそうな人もその恩恵を享受していることも含めて)疲れることで、そんな話しない方がいいのかな……と気持ちが内向きになっている。インターネットで政治の話をしよう、政治に関心を持とうという気高い言葉はよく見かけるしその通りだとは思いつつ、どこかで人がふるさと納税を使うような小市民的一面を出すことまで目をつけるというのは単なる相互監視とホモソーシャルである。
 結局人がどこまで正しくあろうとするか、正義の側に立とうとするかは個々のさじ加減次第なのだろう。別にガザの虐殺を批判しながらマックとかスタバとかで一休みしたり、無印良品を使ったって全然いい。他人にとっての正義を自分まで一緒にやる必要はない。今年は連帯をしない方向で生きていこうと思った。

中庸化

 そういうわけで最近のトレンドだった左傾化が少し落ち着いている。長い付き合いの人に左に寄ってきていることを指摘されたばかりで、それならそれでもいいかと気を張っていた手前、ただ単に疲れて失速するという形で収束してしまったのはやや気まずいような気もする。とはいえ根本にある「いい歳なのだからやるべきこと、なすべき正義を粛々とやる」というマインドは継続中なので、そういう感じで一人でやっていこうと思う。「やっていき」への回帰かもしれない。

勉強

 AWSの簡単な資格を取ろうと思い勉強を始めているのだが、とにかく難しい……。難しいというか見ても意味の分からない固有名詞がとにかく多いので全然頭に入ってこない。こういうものはとにかく数を重ねればできるようになると相場が決まっている。あと2週間弱で試験なので頑張りたい。

緩い繋がり

 Twitterのメインが(結果的に)聴いた音楽の紹介になって久しいが、それらの投稿について特に反応がなくとも、Bandcampの購入フィードを見ていたら相互の人が買っているのが見つかったり、逆に自分が他人の購入フィードをあれこれ物色して買ったりしていて、これくらいの繋がりも楽しいなと思う。熱心に語り合うわけでもなく、ただお互いに何となく興味を持ちあっているのだけが伝わる状態というか。

喫煙

 喫煙しながら飲酒したいと思い、友達と飲みに出かける前にガラムを買った。煙草だと思ったらリトルシガー(葉巻の一種)だったし、おしゃれで軽いものだと思ったらタール33mgの異常に重い品種だった。黒ビールが飲みたくて気に入っているアイリッシュパブに行ったのだが、その店が禁煙であることに気がついたのは着く直前だった。全部大失敗。
 買ったのは一昨日なのだが、吸ってみたら一本の3分の1も吸わないうちに立ちくらみを起こしたのでかなりびっくりした。重すぎる。何か巻紙に塗ってあるのか、吸うと唇が甘くなるのでなんとなく軽い気がしていたのだが、普通にタールとニコチンを多く含む毒物ということらしい。これは……2日に1本くらいでいいかも……。

そのいいね欄で(Reprise)

 思い出したので書く。
 「性的なものに興味がない」「世の性表現が消えてほしい」といった主張をしているナードのアカウントのいいね欄を見に行ったら、妙に身体のシルエットや太もも・腰などの局部が目立つような絵、あるいは何か恥じらっているような赤面した女の子の絵が並んでいたりして、そのいいね欄でそんな主張をしているんだと驚くことが頻繁にある。肌が出ていなくてゼロスーツサムスみたいな恰好でなければ性的でないというわけだろうが、それにしても「魔法少女にあこがれて」をバリバリに楽しんでいたりする。自分のまなざし方に自覚がないというのは普通に怖い。性表現が好きだと言うと何らかのブランディングが損なわれるのは理解できなくもないが、30代も近い人間がそんなダブルスタンダードの潔癖を発揮している方が怖い気もする。人を批判するならもう少し誇り高くハードコアであってほしい。

百合トロニカ

 ついでに思い出したこととして、このところ「百合トロニカ」という、そのまんま百合を想起させるエレクトロニカを表す言葉をちらほらと見かける。これがどれもほんわかしたような美しく儚い音ばかりで、いかにも十代の女の子が睦まじくやってる風景を"百合"として見なしているのだろうという気がして気分がよくない。宮澤伊織先生がヨハン・ヨハンソンの劇伴音楽を「百合」として紹介してから6年経って、シスターフッドや社会人百合、あるいは『違国日記』『マイ・ブロークン・マリコ』『作りたい女と食べたい女』のようなオルタナティブがいくつも出てきてなお、結局"かわいい女の子たち"をまなざすホモソーシャル感がシーンの中心になったことへの虚しさというか……。他人のやることにこんなこと言っても仕方ないとは思いつつ、あまり感じの良くないシーンだなと思って距離を取ってしまっている。

聴いたもの

Various Artists - Shake The Foundations: Militant Funk & The Post-Punk Dancefloor 1978-1984

 タイトルの通り1978-1984年のダンサブルなポストパンクコンピ。Militant Funkというのはミリタント・ビート(=ロッカーズ・ビート、スライ&ロビーが開発した四つ打ちレゲエのビート)を導入したファンクのこと。レゲエのビートの進化は以下の動画に詳しい(動画の風合いもドラムのプレイも超かっこいい)。

 札幌のクラブでBOSS夫妻が平日深夜に開催しているパーティーではポストパンクがよくかかるのだが、その音楽性の古びない異質さと一筋縄ではいかないタフさに魅了されてしまっている。私が買ったCDは3枚組49曲収録で、定番からコアな曲まで一通りそろえてあるのでポストパンクが聴きたくなった時にはとりあえずこれをかけている。今度The Pop GroupとかThis Heatとかも聴き直そうかと思う。