できたこと
- 配達の受け取り
- 皿洗い
- 洗濯
雑感
パーティ
金曜日は久々にパーティに行った。20年続くテクノパーティーFuture Terrorの札幌公演で、数か月前に告知が出た時点で「まあ知名度の高いパーティーらしいし……」と即座に予約したもの。
結論としてはあんまり合わなかった。テクノの解像度が低くて同じような音がずっと鳴り続けているようにしか聞こえなくて途中で飽きてしまい、眠気が訪れたところでリタイア。三人いたうち途中の二人まで、時間にして朝の三時くらいまではけっこう良かったので、最後の人が良くなかったのかもしれない。その人がたぶん今回の主賓、DJ Nobuだったと思うのだけれど……。三人が三人ひげもじゃの男で、タイムテーブルの掲示もないため全然わからない。寝てて店員の人に起こされた。
得るものがなかったわけではなくて、帰ってBandcampのディグを再開したらテクノ系の音がフロアでどういった鳴り方をするのか想像ができるようになっていた。経験が解像度を高める。
復讐
土曜日は思い付きで友達を家に呼びスマブラに明け暮れた。小学校以来の付き合いで、スマブラというゲームに上手い/下手の概念があることを知ったのはその人からだったように思う。無論ずっと勝てなくて、大学院生の時に何戦かやってもボコボコに負かされていたのだが、あの時からまた三年経ち、そろそろ勝負になるのではないか……ということで再戦。そんな理由がなくても会いたかったには違いないけれど。数時間フリーで戦って身体を温め、向こうが帰る時間が近づいてきたあたりで最後に二先で勝負を決めることに。
スマブラめちゃ強くてずっと勝てなかった友達との魂の二先に勝った。今日は最高の日。
— 栞にフィットする角 (@__Blurry_) April 16, 2022
勝った!ベレス固定+時々ルキナの私に対して、友達は色んなキャラを触っていたというのもあるが、フリーの時点で勝率は6~7割あり、最後のメイン同士の勝負でも勝利。これで勝てなかった人間は全員討した……もう思い残すことはない……。
コーチェラ
昨日からコーチェラがやっているのでちょこちょこ見ている。TLにはいろんな名前が上がっていたのだけれどやはりダンスミュージックが好きで、Anittaの強烈なバイレファンキとDisclosureの最高の四つ打ちセットが一番良かった。宇多田ヒカルが出るからと見ていた88Risingはどうもわざわざ取り立てて固有のサウンドがあるようには感じず、宇多田ヒカル本人もどうも歌唱パフォーマンスが不完全燃焼で終わった感があった。単にフェスが苦手っぽいという話もあるしそうなのかもしれない。……が、"Automatic"で88Risingのクルーと階段に座り込んで歌っている映像は、アメリカ発のビートでストリートのアジア人が連帯している、というアジア系の音楽シーンの歴史を一発で要約した美しい絵になっていてとても好きだった。
残りはまあ今の気分ではないなと思った。色々と良いグループはいたのだろうけれど、今は強烈なビートのことしか考えられない。
怨恨
みけねこさん周りの炎上でいろんな人を恨むことになった。Vを見ている人も、配信者コンテンツに一切触れていない人も、みんな言及するときには嘲笑的なムードで、外側からは愚かな女と愚かな取り巻きと愚かなアンチの愚かな騒動にしか見えないだろうと分かりつつ、それでも私にとっては「愚かな女」では済まされない人物であって、この一週間ほどずっと恨んでいた。
結局のところ私にとってこのカルチャーは愛着ドリブンの生暖かい何かである。それゆえに一度好きだと感じてしまうと、多少粗相をしたところでその好感度は擦り減らない。そもそも日頃の配信活動で発揮される能力と、その外側で起きる不手際の炎上はだいたいにおいて運用されている能力が全然別であり、アマチュアリズムの塊みたいな文化で社会性なりリスク管理の能力が欠けているというのはある種当たり前であるから。だからみけねこさんがSNS上の迂闊な敵対的発言によって炎上したとしても、それは"配信者としては"特段瑕疵だとは思われない。だいいちこの人にそういった能力がないことなんてホロライブを見ていれば誰でも分かることである。
そしてこの人は人に自分を愛させる能力がずば抜けていた。「媚びを売れば誰でもできる」と言う人もいるだろうが、媚びを売ったくらいで一年間のスパチャ額世界1位とか7桁の登録者数とかにはそうそう至れるものではない。社会的能力も情緒をコントロールする能力もまるで欠如していながら人に愛されることには優れている、という在り様がとても面白いと思ったし、実際この人の配信は面白かったから、活動を追おうと思うまでに時間はかからなかったし、すぐに好きになった。
しかし外側からいい加減に言及する人にはこういったディテールも個人的情緒も伝わらないだろう。私が見ている限りではそのコンテンツが好きなのに、同じ原則を共有しているはずなのにどうしてそんな言及ができてしまうのかと不思議でならなかったけれど。かといって問いかけるのももはやばからしく、ただ恨みが積もったとここに書いて終いにする。
聴いたもの
今日は抜群に良かったものをタイトルだけ並べる。
これだけ軽く書いておくと、Mille Plateauxの新譜で、"エモ"系ポップミュージックの情緒とサウンドを、構造を崩し融解させた形で不穏なアンビエントの中に取り込み、ギターによるハーシュノイズにまで接続していく、Claire Rousey以後のアンビエント/エクスペリメンタルシーンの質感を総括するような作品。そのうちどこかから言及が出ると踏んでいるが今のところは何もない。
読んだもの
今日は特になし。