雑記

__blurry_のおぼえがき

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できたこと

  • 皿洗い
  • 炊飯器をセット
  • インターネット料金の支払い
  • カレーを作る

雑感

拡張

 金曜日は会社の飲み会に行った。どうも知らない人から知っている人の声がするなと思って訊いたところ、レーシック手術を受けて眼鏡を外したとのこと。眼鏡でしか人を見ていないことが分かる。元から人間の顔をよく覚えられないし、特徴的なパーツとそれ以外のパーツの位置関係で覚えているというのが考えられる。
 社内の同期飲みだと思っていたらグループ会社の合同新人飲み会で、学級一個分くらいの知らない人が集まっていたのには驚いた。最近は在宅ワークや友達を家に頻繁に呼んでいるということもあって世界観がかなり自閉的になっていたので、知らない人の方が多い集団というのはそれだけで気疲れしたのだが、やはりというか、話してみるとやっぱり面白いなと思った。互いの素性も人となりも知らない人が、「どうせもう二度と会うことはないから(原文ママ)」とあけすけにいろんなことを喋ってくれる。特に面白かったのは、一番最初に喋った人が口にしていた、「無趣味だから勉強以外休みの日にすることがない」という言葉。趣味がなくても勉強なんかしないだろうと思うし、その点すごく勉強に向いた性格だと思う。料理でも始めたらどうかとは言わなかった。きっと資格を取る方が昇進の役に立つだろうから。
 飲み会から一晩明けた土曜日は朝からずっと気分が下がっていた。他のみんなは同じ方向に迷いなく歩いているのに、自分だけが誰もいない広い空間にふらふらしているような所在なさが付きまとい、午前中はずっと陰気なことばかり考えていた。
 仕方がないので昼食がてらランニングに出かけて、これがよく効いた。走っている間も当然もんもんと悩んでいたのだが、次第に息が上がってくると悩みにリソースを割り振ってなどいられなくなる。ついには足が止まるのだが、肩で息をしている間はどうやっても思考が止まる。呼吸を整え、改めて走り出すと、悩みが回路を抜けたかのようにするっと別の考え方が思い浮かんできた。要するに人間関係が急激に拡大して疲れているだけなのだった。大きさの決まったプールで気楽に泳いでいただけだったのが、飲み会を機に突然容積と水量が増えたものだから岸に掴まれないでいる、くらいのことでしかない。そうと分かったので昼食を摂ってすぐ家に帰り、シャワーを浴びて昼寝を決め込んだ。三時間寝たら回復した。

Somewhere Comforting

 家の近くで何時間居座っても怒られない喫茶店を見つけた。これまでは家で勉強しようとしていたのだが、当然捗るわけもなくずっと音楽を掘るか寝るかTwitterを見るかしかしていなかった。来週の資格試験も確実に落ちるものとして一切追い込みなどもしていない。しかし土日に毎日閉店まで居座ってもいいと店主からお墨付きをいただけたことで、その次の試験はなんとかなりそうな見込みが出てきた。次回から頑張る。

コミット

 Bandcampのカートを清算した。しめて4万円くらい。本当はプラス一万円分くらい欲しいものがあったのだが、丁寧に一個一個聴き直して本当に欲しいか吟味し直して絞った。それで一万円しか絞れないというのもなかなかだが……。
 今月の賭けはBorisとJon Hassell。アルバムを二枚ずつ買ったので聴くのが楽しみ。

聴いたもの

ヰ世界情緒 - ギャラリア(cover)

 2022年のVtuber圏から出てきた歌唱パフォーマンスの中で最良の作品。ヰ世界情緒さんはその歌唱に宿る剥き出しの少女性と繊細さ、クールな世界観が魅力のシンガーだと思っていたが、このカバーにおいては楽曲が許容する歌唱表現の幅を最大限まで使い倒し、少女性、力強さ、獰猛さ、歌唱を鍛え上げてきたシンガーとしての誇り等々、ヰ世界情緒さんを構成する全てのものが注ぎ込まれた凄まじい歌唱がなされている。
 全存在を注ぎ込んだようなこの歌唱を聴いた後では以前のカバーはもう聴けないなと感じた。それほどまでに表現の幅に違いがある。

Pusha T - It's Almost Dry

music.youtube.com

 ブロンクスのラッパーPusha Tの最新作。今年のヒップホップ最良の収穫の一枚になるだろうという確信がある。
 プロデュースはKanye WestPharrell Williamsの二人だと言えばもう説明は要らないだろうが、当代最高のビートメーカー二人がその創造性を存分に発揮し、一分の隙もなくフレッシュで新規性の高いビートが頭からつま先まで詰まっている。ただただ最高のヒップホップ。リリースはストリーミングかmoraのぼったくりみたいな価格のハイレゾしかない。早くCDを出してほしい。

読んだもの

今日は特になし。