できたこと
なし。土曜に達成なんていらん。
雑感
ヴァースとコーラス
私が「ヴァース(AメロとかBメロとか)」「コーラス(サビ)」という言葉を覚えたのはヒップホップではなくNine Inch Nailsの"Mr. Selfdestruct"からだった。
久しぶりに聴いたが、やっぱりそこまでかっこいい曲だとは思えない。結局"Closer"ばかり聴いてしまう。
昨日
昔のバイト先の後輩と会っていた。なぜか私の評価が妙に高く、適当にしていても「この人はそういう感じだから」と好意的に受け止めてくれる大変居心地のいい空間だった。
今日
職場の同期とスマブラをやった。スマブラは当然格ゲーなので、大体の場合において実力差がはっきりしており、一方が一方をボコボコにし続けて終わる(そしてそのまま微妙な雰囲気のまま終了)ことが多いのだが、同期はちょうど同じくらいの実力で、ぎゃあぎゃあ言いながら4時間くらい戦い続けられたのでよかった。メインはルキナのはずなのに適当に使ってるベレスの方が勝率がいいというのは微妙な気持ちがするが……結局私くらいの実力では飛び道具を持っている人が勝てるということだろうか。またやりたい。
成就とその先
完全にどうでもいいというのは百合漫画において成就した瞬間に作品が終わるたびに「いや刹那的なピークだけ見せられても……」という気持ちが重なっていったことに多くが起因している。その先でどう"社会"と折り合いをつけながらやっていくのかが見たい。
— 栞にフィットする角 (@__Blurry_) 2021年8月13日
恋愛において一回成就したから何なんですかという気持ちがずっとある。そんなこと言ったら私は大学入学時の成績は学部内一位だし医学科の合格点は越していた。しかし入学した後はあまりに情報量の多い講義に全然ついていけずやる気を失い、講義によっては再試に引っかかってぎりぎりで通過している。たかだかスタート地点におけるいっときの栄光が何になるんだろう。
百合漫画の多くは二人の恋愛が成就した時点で完結する。それは「女二人の恋愛模様」がテーマである以上、恋愛が成就したその後は物語を駆動する力が失われるのだから、そこで物語が終わるのは判断としては自然かもしれない。
しかしもうそういうのはいいから、という気持ちになっている。私は高校を卒業したし20歳も過ぎたし大学も卒業したしついには就職してしまった。「いつか時が来て自分がそうなるなんて想像も出来ない」と漠然と考えていたことのスタンプカードがどんどん埋まりつつある。次は30歳を迎えるだろう。親が死ぬだろうし、親より先に祖父母が死ぬだろう。それでも人生は続いていくだろう。
そうやって人生がキリのいいところでは終わらずだらだらと続いていくという中で、節目の栄光にどんな意味があるだろうと考えるようになった。入学前後の成績の落差なんてその最たるものであるし、恋愛に限っても周りの友達は付き合っては次々に別れた。一人は遠距離恋愛を始めて三か月で浮気されていた。昔の恋人と復縁した一人が二週間で別れた。
成就しようが別れるものは別れる。関係は永遠ではない。ゆえに「人間が人間と付き合い始めました」という情報にはほとんど値打ちがない。物語の結末で愛し合う二人がどれほど永遠のものに見えたところで、私たち読者に見ることが出来るのは時の一点でしかない。中長期的な時間は容赦なく二人の絆を浸食する。
だから私が見たいのは成就する過程ではなく、成就の後、日々の中で、学校なり社会なりの中で二人なりの幸福を営んでいる姿である。私は冒頭において恋愛の成就までの過程が物語の原動力であると書いたが、作中人物たちにとってはむしろ成就からがスタートだろう。
そうすると私は「花束みたいな恋をした」を見たほうがいいということになるんだろうか。タイトルだけでお腹いっぱいなのだが……。
良いツイート
agehaの件で改めて思ったのが、市街におけるカルチャーの醸成と不動産貸主の利益追求は相反する点で、良質なカルチャーってどうしても利益率低いので再開発で不動産価格が上がるとチェーン店ばかりになるように、市場原理に任せると自然と文化的なものって街から排除されちゃうんだよな
— Ujörk🙏🤓 (@asazuke007) 2021年8月13日
このミームで知った…😂 pic.twitter.com/IoCSAChhwZ
— beipana (@beipana) 2021年8月13日
ナイフで武装した食パン、かわい〜 pic.twitter.com/0q2UwyguDX
— 解散 (@yoiotto88) 2021年8月13日
相手を殴ると何も言わなくなる、コレがフィジカリズムです
— 🌻力のアカウント🌻 (@SAIKYOPOWER1) 2021年8月13日
聴いたもの
Shygirl - ALIAS
UKのアーティストShygirlの2020年作。ヒップホップとテクノを融合させるような音が特徴らしく、まさにその期待通りの音が鳴っている。レイヴのようなブレイクビーツあり、シンプルにかっこいいトラップありの良いアルバム。
YACA IN DA HOUSE - OSARABA(feat. LilyMone、夜乃ネオン)
YACA IN DA HOUSEの新曲。Hyperpop調の露悪的にエモーショナルで情報の多いトラックの上でYACAが歌う。コーラスが妙にポップでべたっと耳にこびりつく。この奇妙な高揚感は嫌いではない。
Aaron Frazer - Bad News
フォロイーのツイートで知った曲。Marvin Gaye"Inner City Blues(Make Me Wanna Horror)"のようにゴスペル的重厚さ・シリアスさと肉体に訴える洗練されたグルーヴ感が共存しており、THIS IS ITの感がある。あるいはブルージーなThe Style Councilというか。ハモンドオルガンと生ピアノが空間において違う座標で鳴っている感じが好き。軽やかなグルーヴの上でフルートが飛び回っている感じは90年代のクラブジャズっぽいのだが、このタイムレス性は一体どこから来るものだろう……。Bandcampのアカウントを見つけたので後でアルバムごと聴く。
MVも見た。音から想像される踊りがそのまま映像に起こされていてとても嬉しい。私もフロアでこうなりたい。
ラトナ・プティ & ななひら - 琥珀糖のヨット
にじさんじライバーラトナ・プティさんとななひらがボーカル、かめりあが作曲を担当したFuture Bass曲。生放送中心だったりアニメキャラだったりと自我の在りようが活動に結びついている人に「さん」を付けたくなる気持ちがある。ストレートにいいFuture Bass。このジャンルで「シンプルにいい」という言葉が使われるようになったというのは「ハウスミュージック」くらい定着したということであるなと思った。
残りは劇場版スタァライトのレヴュー曲インスト版やYunomiの新曲を聴いて過ごした。