雑記

__blurry_のおぼえがき

10/28


できたこと

  • ラジオ体操

雑感

今日

 昨日家具の価格を調べたりしていたら11時を過ぎてしまい、本日も睡眠時間が7時間を切った。肌が荒れ気味なのでそろそろちゃんとした生活リズムに戻したい。

 上司立ち合いで進めようと決めている仕事が一つあるのだが、上司が体調を崩したり急用が入ったりでいつまでも進められず、今週はぼんやりしていたら終わった。代わりに調べものは捗った。時間に比すれば10分の1くらいの成果しか上がっていないが……。

 作業をしながらこれを見ていた。人間のなまの肉体が十全に躍動しているところを見て、Vの3Dでは欠如してしまう質感があることに初めて気がついた。そしてとてもこの人はかわいい。自分が現実の人間をかわいいなあとまなざすことがあるとは思わなくてかなりびっくりしてしまった。

こだわり

 ほしい家具の価格を調べて合計金額を出したら80万近いお金が必要になることが分かった。80万?

 家具というのは一度買ったらもうその先5年以上は使い続けるようなものであって、うかつに安物を買うのははばかられる。一方では手持ちの金銭は限られており、どこかで折り合いをつけるほかない……とこのところずっと悩んでいる。どうしたものか。具体的にはディスプレイ。7万円くらいのを買うか、TLの人の勧め通り15万くらいのをバシッと買ってしまうか……。

買ったもの

 笹久保伸『秩父』を買った。この時世に珍しくストリーミングもデジタルもないのでCDを取り寄せ。

 18分ある一曲目"Cielo People"からすごい。笹久保伸のギターはどこかブラジル・ポルトガルを思わせる、本人が"秩父の稜線"と語っていたような遠くを見つめる神秘性を宿している。これがSam Gendelのサックスの幽玄なアンビエンスと噛み合い、なんとも言いがたい秘境のサウンドが生まれている。この時点で名盤には間違いないのだが、書いていたら寝る時間が遅れるので残りの感想はまた後日。

良いツイート

 文脈を知らないのだが、縦読みは強い祈りだなと思った。届くか分からないメッセージを発することは全て祈り。

NOOT NOOT

 良いマンの名にレバレッジがかかって不思議な味わいが生じている。

聴いたもの

Basic Channel - BCD

 Basic Channelのリリース集第一弾。Basic Channelがダブという概念をテクノの世界で拡張しようとした試行錯誤の記録にしてダブテクノの傑作。

 とにかく音の鳴り方が奇妙で、霧の向こうで何かが脈打っているような不穏な気配がある。具体的な見通しは立たないながらも、肉体に訴えかけるビートとベースは間違いなくジャマイカのダブの血脈を受け継いだもので、聴けば自然と身体が動き始める。音響実験とダブとテクノがこの次元で融合するというのがすごい。未だにそのミステリアスさは色あせない。

 ちなみにCD版は尺の都合で曲が切り詰められている。Boomkatで調べたらシングルごとにフル尺でリリースされていたので、今度そちらを買おうと思う。

Theon Cross - Intra-I

 Bandcamp Dailyで知った作品。UKジャズにリズムマシンとレゲエの重いリズムを持ち込んだ作品とまずはいえるが、このアルバムの特徴は、その主役をチューバが張っていることにある。

 ブラスバンドにおいて最も巨大で重い低音楽器チューバの音は凄まじく太い。しかしその華のなさ故、ホーンセクションと呼びならわす時、その存在はほとんど無視されてきたが、レゲエという低音とリズムが最も重要視されるジャンルにおいては、その音色の太さは「豊かさ」に変化し楽曲を魅力的に彩る。アフロビートにおいてホルンとともに中低音を支えてきた縁の下の力持ちが、UKジャズという越境的シーンにおいて主役に躍り出た作品。

 調べたところこのTheon Crossという人物はShabaka Hutchings率いるSons of Kemetのメンバーだった。全ての線が繋がった感覚がある。

musica-terra.com

夏色まつり - シンデレラ(cover)

 まあそうだよねという選曲。靴にMINE GIRLとある通り地雷系に憧れのある人物であるし……。

 以下ざっくりと。

 もはやインターネット音楽の定番となったJust The Two Of Us進行であるが、バウンスするリズム、低音重視のトラック、2000年代R&B的な強度のあるメロディ、そしてEMAの歌声が楽曲に唯一無二の魅力を与えている。

 "Bad Guy"的な囁きを取り入れたスムースなポップスとまずは言えるが、そこで鳴っているゴリゴリのベースが常にこちらを威圧しており、電子的加工と線の細い歌声・電気楽器の粗野さの強烈な対比が立っているところが面白い。ミニマルな構成と小気味いい歌詞で気持ちよく揺れていたら、最後のサビで急激にビルドアップして凡人ゆえのひりついた情動と苦悩で迫ってくるが、ミニマルな反復から生じる感情の圧のようなものをたった二分半で表現してしまうところにこの楽曲のすごみがある。ただ心地いいだけでは消費されまいという意思を感じるが、どうやらTiktokで冒頭の1コーラスがダンスのバックトラックに使われているらしい。メジャーデビュー曲ということだし、まずはバズってよかったねと言うべきだろうか。

 イントロで完全に理解した。傑作。

読んだもの

jbpress.ismedia.jp

blogs.soundmain.net