雑記

__blurry_のおぼえがき

10/29

できたこと

  • ラジオ体操
  • 荷造り

雑感

今日

 就寝が11時過ぎになったので今日は六時半起き。普段より一時間遅らせても七時半には用意が済んで八時過ぎまで寝ていられるというのはとても幸せ。

 上司にアサインされた作業が月曜日にはほとんど終わって、ここ一週間はぼんやり(オブラートに包んだ表現)しながら実装のひらめきが降ってくるのを待っていたのだが、今日になってようやく進捗を尋ねられ、作業が次のステージに進んだ。次のアサインも言うほど難しくなさそう。自分の期待値が低いのだろうが、鶏口くらいにはなれているということで文句はない。

 この頃は朝がとても暗い。5時半に起きたら家の中はほとんど闇である。寒くて暗くて静かな空間は良くない。一人暮らしならここで一つ音楽か配信でもかけて一日を始められるものを……と思わなかった日はない。

 入居日に合わせてnuro光の工事を行い、今月~来月中には全てを完遂させたいのだが、調べると一回目の工事から2~3か月かかるだとか書いてあり、今から気が重い。ようやく独り立ちすると思ったら、回線が開かないのでしばらくは実家で過ごします……というのでは、親の方でもいい気はしないだろう。とはいえ、こちらからすればそれ以外に道はないのだが……。

祝祭日

 月に一度の音源爆買いをやった。アルバムにして26枚くらい。これをまた一か月かけて聴いたり聴かなかったりしていく。今月も良い音源が手元に揃ったので聴いていくのが楽しみ。

発掘

 CDラックの中身を片づけていて、懐かしいCDの数々に再会したので改めて聴き直すことにした。今日聴いたのは以下。

 ……正直なところ全部微妙だった。ディランのこれは昔から全然合わないので今回もダメだったというだけだが、残りについては芯まで飽きていたし、別に自分が求めているのはこれではないな……と感じた。今はKing Crimsonのバンドアンサンブルが成立するギリギリを攻めたプレイが聴きたい。"Starless And Bible Black"が同時に発掘されたのでそちらに期待。

良いツイート

何?

"※はまったので、後ほど獣道をつけました。" 最高の文字列

聴いたもの

笹久保伸 - 秩父

 通して聴いた。YouTube・ストリーミングに音源はなし。

 笹久保伸のクラシックギターには裾野がどこまでも広がっていくようなスケール感と独特の抒情がある。私はブラジルだと思ったが、本人がギターを学んだのはペルーとのこと。言われてみればそういう気がしてくる。ギターの音色やプレイを聴かせようというのでなく、それらを使って心象風景を描こうという明確な意思が感じられるところがいい。

 全曲が外部アーティストとのコラボで、ギターのみのトラックを送り、手を加えられて返ってきたものをそのまま収録しているというが、たった一回きりのやり取りで完成したとは思えないほど全曲の完成度が高く、情景とそこにまつわる郷愁を強烈に喚起させられる。ハイライトは昨日の日記にも書いたSam Gendel参加の一曲目。最高の音楽なのに誰にも聴かせられないというのが悲しい。

Spoon - Lucifer On The Sofa

 個人的に最も知的なロックンロールバンドだと思っているSpoonの新作アナウンス。このバンドはロックンロールという音楽を一段上の視点から眺めて構成要素で分解し、一つ一つを研ぎ澄ませたうえで改めて電子音楽的なアプローチで組み直したような音を鳴らす。

 そしてとにかく音の分離が異様に良い。各楽器の音が違うポジションから聞こえる。しかもきれいに分離するだけあって、ギターからスネアに至るまで一音一音に一分の隙もない。とにかく気持ちのいい音が楽曲を通じて鳴り続けているので、ただとにかく気持ちいい音から快楽性を取り出すという原義のASMRとして聴くこともできる。当然睡眠導入とかには一切ならないが、すごく質のいい音楽を聴いているというエクスペリエンスは得られる。

 あとは発掘した音楽とかを聴いていた。以下はYouTube音源。

 森カリオペさんとBOOGEY BOXXの楽曲。Vの楽曲にしては珍しくバックトラックがリッチ。英語ネイティブが英語でラップしている楽曲を聴くと嬉しくなる。

読んだもの

room.commmon.jp

松田:結局のところ、どういうものであれ他人との交渉に意味があるとすれば、それは両者の相違から生まれるものやねん。その上で、でもその違いは自分が扱えるギリギリの大きさのものがいいっていうのは…

中垣:矛盾してるよね。

松田:そう、矛盾してるねん。相似によって生まれていると思っている価値は、実際には相違から生まれてるねん。それをどこまで引き受けられるかは、現在の自分のキャパシティと、それをどこまで拡げていけるかによっていて、そこが問題の焦点やねん。

中垣:うん。

松田:なのに他人との交渉において破綻が生じたときに、やっぱり自分と似たような人がいいっていうのは、それは間違ってるねん。

中垣:物とか商品とかじゃないねんから、このスペックに見合ったものを適切な価格で買うとかそういう話じゃないやんね。常に変化し得るものなのであって…
(中略)
松田:しかもこれよくよく考えてほしいねんけど、辛いだろうけど引き受けろみたいな話じゃ別にないわけ。そもそもの最初から見出していた価値は、当初思っていたように蓋然性の十分さから生まれたものではなく、むしろその不十分さから生まれたものやねん。それを認めるだけでええねん。

全文良いが、特に"そもそもの最初から見出していた価値は、当初思っていたように蓋然性の十分さから生まれたものではなく、むしろその不十分さから生まれたもの"がすごい。

omocoro.jp

anond.hatelabo.jp

 選挙でもなんでもいいが、自分の行いに大きな意味を持たせすぎるのが良くないのだなと思う。形而上のものは形而下にはない、形而下にあるものには無心に向き合うという当たり前のスタンスを徹底して生きたい。