前書き
2021年ベストアルバムの季節になったが、全然検討が進んでいない。のだが、今年は明らかにVと一部の歌い手の音源なり配信なりを頻繁に聴いていて、印象に残った音源も多かったので、良かったカバーを一旦まとめることにした。
私は基本的ににじさんじとホロライブのリスナーなのでそれらが中心となる。ここに載っているもの以外で魅力的なカバーがあれば教えてほしい。
にじさんじ
歌って踊ってみた『じょいふる』魔使マオ/にじさんじ
今年の衝撃1。本人はこういう歌い方をあまり良く思っていないらしいが、日頃のキャラクター性と本人のパフォーマンスがずれるからこそVは面白いのだと思う。
ヴァンパイア /魔使マオ(Cover)【オリジナルMV】
Ready Steady/本間ひまわり×不破湊×森中花咲 cover
今年の衝撃2。本間ひまわりさんの歌唱が凄まじい。
ヴァンパイア / DECO*27 (covered by 鈴鹿詩子)【歌ってみた】
【】 ヴァンパイア/葛葉 歌ってみた 【】
ホロライブ
神っぽいな / ラプラス・ダークネス Cover
新人の一曲目にしてホロライブの歌ってみた上位のクオリティ。グルーヴをがっちりと掴んだ吐息の抜き方とフレーズの緩急で全然聞き飽きない。
アニマル / 猫又おかゆ(cover)
猫又おかゆさんの(おそらく)2021年最後のカバーにして今年の集大成。低い声によるミステリアスな女性的表現、中性的表現に加えて、日頃の配信で見せる人懐っこさやあざとさまで、猫又おかゆという個体の全てが一曲で表現された凄まじいカバー。これから増えるであろう歌ってみたはこれをリファレンスにされると思うとちょっと気の毒な感じもする。
「おとなの掟」 猫又おかゆ・大神ミオ(cover)
キュートなカノジョ / 猫又おかゆ( cover )
キャットアイメイク / 猫又おかゆ (Cover)
KING / 星街すいせい(Cover)
シド「乱舞のメロディ」 / 星街すいせい(Cover)
フォニイ / 星街すいせい(Cover)
GETCHA! / calliope × suisei(cover)
【Goodbye Declaration】Takanashi Kiara Song Cover【グッバイ宣言】
シンデレラ/兎田ぺこら(cover)
『旅の途中』 Ninomae Ina'nis (Cover)
少女性と神話性が最高のバランスで込められた選曲とパフォーマンス。
【歌ってみた】KING / 百鬼あやめ cover
個人的に推しだというのを差し引いてもやはり良いパフォーマンス。
それ以外
HIP - ママム(MAMAMOO)(Cover) / KMNZ LITA & VESPERBELL ヨミ
声の低い女たちのクールなラップ。
ラブカ? - 柊キライ ( Cover ) / VESPERBELL ヨミ
こういう声質の女にあえてポップソングを歌わせることで生まれる質感がある。
チョコレイト・ディスコ - Perfume ( Cover ) / VESPERBELL
ヴァンパイア feat. 初音ミク / DECO*27(Covered by 富士葵)【歌ってみた】
twinkle night feat.somunia - nyankobrq & yaca / covered by 龍ヶ崎リン × 堰代ミコ
EMA
EMAのカバーはどれも完成度が突き抜けているため数を絞れなかった。個人枠とする。
食虫植物 ver.EMA
収束するUFO ver.EMA
ARTIFICIAL SKIN ver.EMA
アイソトープ ver.EMA
歌い手
Beautiful World ‐ Cover
マーシャル・マキシマイザー - Cover
マーシャル・マキシマイザー / 藍月なくる Cover
エアリーな歌声で好み。アグレッシブなサウンドにこの声質が乗っかることで質感が多層的になる。
【歌ってみた】命ばっかり / めと
アンノウン・マザーグース / wowaka - 否 (cover)
【Cover】八月の夜 - Silent Siren by ユキムラチャン!
ଳ cover - 神っぽいな - ピノキオピー - をとは / God-ish
このシニカルな楽曲をあえていつも通りのかわいい歌声で歌っており、凄まじく異様な感じがする。カッティングエッジに立っている音。
ଳ cover - 鼓動 - femme fatale(Capchii remix)/をとは & ユキムラチャン!
総評
純粋なパフォーマンスとその適切なディレクションで考えればホロライブ一強の一年だった。にじさんじも悪くはないのだが、出音単体で聴くとどうにも物足りない。月ノ美兎さんのアルバムと電音部などのオリジナル曲でつり合いを取っている感じだろうか。
今年は3D化配信やライバー達のアニバーサリーライブがあったりして、ライバーの歌唱がある程度出揃った年になったと思う。これからは音楽活動も活発化するだろう。来年もVから目が離せない。