雑記

__blurry_のおぼえがき

7/1~7/3

できたこと

  • 荷解き
  • 散髪
  • 机の要らないパーツの分解・引き出しの片付け
  • ランニング

雑感

引っ越し

 本州での研修が終了し、北海道に帰還した。思っていたほどの感慨はなく、まあ、こっちが「正解」だよな……くらいの印象。関東……というか東京が常に異様なほどの躁状態にあるのであって、自分が暮らすなら札幌くらいの規模でいいな……と思った。
 何よりありがたいのが通勤。関東で暮らしていた時の出社日は朝5時に起きて6時過ぎにはもう家を出なければならず、そのまま通勤ラッシュで1時間半も揉まれなければならなかったが、札幌では全くそんなことは起こらない。家を出るのは8時前後で余裕で間に合うし、電車(地下鉄)も7割くらいの確率で座れるし、15分くらいで降りられる。関東の賑々しい雰囲気の中で生きていくのも悪くないと思っていたが、これを経験するともう関東には戻れないなと思った。札幌しか勝たん。

初出社(の夜)

 終業後、研究室の後輩と久々に会ってご飯を食べに行った。行きつけの店が店じまいだったので中華料理店に行ったのだが、アクリル板ごしに食べながら話していたら、店員の中国人が「どかさなくてもいいですか?」と聞いてきたのでそんなことあるかよと思った。どかしてもらった。
 後輩とはいろんな話をした。研究室の各人の就活情報、学内で起きた様々な事件、世間のもめごと等々。ご飯もおいしかった。一番びっくりしたのが後輩の知り合いに死者が出たという話で、「それが彼を見た最後の姿となった」「現実味がない」とかいったことを現実に体験している、と言っていた。それはそうだろうなと思った。
 それから後輩と一緒に朝までスマブラで対戦し続けた。だいたいゲームを始めたのが21時で、気が付いたら朝の7時になっていた。その間給水以外で一切休憩を入れた覚えがない。3か月ぶりの対戦だったし、フルタイム労働者になって娯楽に狂う部分が鈍っていたらと……やや不安だったが、全然そんなことはなかった。対戦ゲームを10時間ぶっ通しでやれる、というその事実に「まだ"やれる"」という元気をもらえてよかった。スマブラは本当に楽しい。

 家に帰って、関東で送った荷物を受け取り荷解きを終えてから学習机を解体して作業机にした。具体的には本棚とライトを外し、机上のスペースをまっさらな平面にした。その過程で大量の本が床に散乱し、これを片づけなければ今夜は寝るところもない状況と相成ったが……。

感電

 感電した。感電したこと自体がずいぶん久しぶりで、そのような感覚がこの世にあることを忘れていたので、突然手が激しく震えるような不快なしびれを発してからしばらくの間はわけがわからず、濡れた手とコンセントから逆算するような形で感電したことに気が付いた。
 初めて感電したのがいつなのかはよく覚えていない(感電の経験があるというのもおかしな話だが)。去年か今年の頭にPCを組み立てていたか、それとも研究室のコードを処分していたのかでむき出しのコードにじかに触れたときだったような気がする。感電というものに対して、ピカチュウの10万ボルトを浴びるような、あるいは熱でやけどをするような華々しい印象を抱いていたのもあって、手に走った不快感が感電だとは、感電がこんなに地味で不快なものであることを受け止められず、しばらく引きずっていたのを覚えている。

ランニング

 北に帰って初めてのランニングをした。以前は近くのスーパーまで走って往復15分くらいでちょうど良かったのだが、今の住まいには距離の感覚が全くない(自転車で駅と自宅を往復する以外の道をほとんど知らない)ので、適当に近くをぐるっと回ることにした。
 以前は往復で15分も走ればすっかりへばってしまっていて、今回決めたルートでは想定30分はかかりそうと思っていたので、ルートがこれしかないとランニングを続けるのはちょっと厳しいな……とちょっと気分が下がっていたのだ。しかし実際に走ってみたら所要時間は20分程度で、しかも一度も止まることなく一息に走り切れてしまい、かえって拍子抜けだった。以前使っていたルートは後半がそこそこ急な坂だったので、そこで息が上がっていたのかもしれない。思いがけないところで成長を感じた日だった。

Into The Night

 「夜に駆ける」の英語版がリリースされていた。特徴はところどころ訳文を工夫して日本語詩の発音に寄せていることで、自分はなんとなくぞわぞわしてしまってだめだったのだが、タイムラインでも好評と不評がそれぞれ見られた。日本語リスナー各人がどう思おうと、日本語話者向けの訳文の小粋な遊びであって、英語ネイティブが聞く分には全然関係ないので、評価が割れるのはもちろん健全なことであるのだが、一つの事象に対してTLの評価が割れるというシーンを久しく見ていなかったので、新鮮で面白いなと思った。本来TLとはそのようにあるべきだろうし、そうなっているのだからTLの構築は上手くいっているのだろう。


 個人的にはGuraさんがネイティブとしてこの曲を歌ってくれることが楽しみ。英語版のリリースに踏み切ったのも、おそらくはカバーが知名度の向上に役立つことを知っての戦略なのだろうし。

髪を切った

 行きつけの美容室で二か月ぶりに髪を切った。美容師さんがPillowsのギターの妹で、世間話をしていると「兄がこの前ライブをやったんだけど」と当たり前のようにPillows関連のエピソードがぽろぽろこぼれてくるので笑ってしまう。話によるとライブ会場に椅子が用意してあったらしく、座って見るためのものかと思いきやライブが始まったらみんな立ち上がって声を上げていたらしい。椅子は前の方に客が押し寄せてこないための結界とのこと。座るための席を用意して立ち上がった人を寄せないようにするというのは妙な可笑しさがある。
 またいろいろな話をした。関東の暮らしと札幌の暮らしの違い、趣味の話(筋トレを趣味にする人について、「何の意味もなく身体を鍛えて鏡の前に立っているなんて気持ち悪い」と一蹴していて思わず笑ってしまった)、音楽の話、若さについての話と、そこから敷衍して若さを搾取するビジネスの邪悪さについての話。結婚を求める社会の圧の鬱陶しさについて、自己評価がいいね数や素敵な彼氏(原文ママ)など、自己の外側にあることの不健康さ、老人がアイドルに狂う理由、などなど。この人と話すためにこの美容院に通っているようなものだと思った。

良いツイート

聴いたもの

Bubbling Inside - De Schuurman

 ウガンダから南アフリカの最新エレクトロニックミュージックを発信するNyege Nyege Tapesの新譜。南アフリカ発症のダンスミュージックである「バブリング」の伝説的なアーティストDe Schuurmanの2007~2009年にプレイされたトラックのコンピレーション。アフリカらしい独特のアクセントが打たれたリズム(元はダンスホールらしい。確かに)に、今のGqomシーンにも通じるようなダークなムードがかっこいい。

読んだもの

t.co

not-miso-inside.netlify.app

「みそは入ってませんけど」は潔いほど露悪的で下品で衒学的で、更新されるたびに読みに行っている。

私は一つ目の反論を無視する。こういうやつが実際に何かをすることはないからだ。悔しかったらブログ記事書いてみろよザコ。ざぁーこ。子供にバカにされてうれしいんですか? 本当に変態ですね。気持ち悪い。足で踏んであげますよ、ほら(ところで、足以外でどうやって踏むのだろうか?)。

 この末尾で思わず吹き出してしまった。こういう淡々とした突っ込みに本当に弱い。