出来たこと
- 早起き(5時)
気が狂うかと思った。5時起きって何? - 出社
- ランニング
- 洗濯
雑感
出社とディスコ
緊急事態宣言期間が明けて出社も解禁と相成った。5時に起きて(正確に言えば、寝坊が不安すぎて一度3時半に目を覚まし、二度寝して起きたら4時半で、そこからはもう眠れなかった)、6時過ぎには家を出た。出勤という行為を1か月半ぶりにしたわけだが、人間性をやすりで削られていると思った。
賃仕事を終えて5時過ぎに会社を出る。帰りにご飯を食べて、電車に乗り、帰ったら8時を過ぎていた。あまりに悔しく、許せないと思い、疲れも忘れてジャージに着替え、日課のランニングに走り出た。SylvesterのDance(Disco Heat)を爆音で聴きながら夜の道を走った。
テレワークなら朝は5時半に起きて、仕事が始まるまで3時間以上ゆっくりと朝の用意に使うことができる。終業してテーブルを片付けても5時半だ。それが出社が挟まるだけで、朝の2時間半と終業後の2時間半を、移動のためだけに捨てなければならない。たかだか賃仕事のために会社と家を往復するための時間で1日に5時間以上も無駄に捨てていると考えると本当に許せなかった。そんな時間の使い方を強いる今の生活が許せず、そのまま今日ひとひが無為に終わっていくのも許せないと思い、絶対にランニングと日記を諦めてなるものかと奮起して、走って、速攻でシャワーを浴び身体を洗い、今こうして日記を書いている。
SylvesterのDance(Disco Heat)の話。ハイトーンボイスで名を知られたドラァグ・クイーンのSylvesterがリリースしたディスコの大名曲で、歌詞を読んでも曲を聴いてもわかる通り、その至上命令は「踊れ」の一言に尽きる。
この楽曲には男も女も性も外部の世界も一切存在しない。単調でパワフルな4つ打ちのビートに合わせて、クラブで夜が明けるまで音楽でハイになり、ディスコ・ヒートのなか踊り続けよと、高音のコーラスがダンサーに向かって8分半のあいだ命じ続ける。これしかない、と思った。私を押しひしごうとする外側の世界を遠くに追いやり、狂ったように踊り続けなければならないと強く感じられた。ランニングを続け、日記を書くことは、すなわち自分だけの世界で、自分のリズムでステップを踏み続けることである。己のディスコ・ヒートを燃やし続けなければならない。単調でパワフルな4つ打ちのリズムで、疲れを知らないダンサーのように、ステップを踏み続けなければならない。
地獄の井戸について
これを読んだ。
"Well of Hell"で頭韻を踏んでいるし、砂漠の真ん中に空いた底の見えない大穴というところが怪盗クイーンのピラミッドキャップ編ぽくてかっこいいなと思った。
名を呼ぶことについて
名前を呼ぶのは恥ずかしい、好きになるにつれて呼び方がどんどんよそよそしくなる、とタイムラインで語っている人がいて、確かに名前を呼ぶことは、好意を明らかにしたり、あるいは誰かの存在を肯うことにまっすぐに繋がっていくな、と感じた。その人は名前を呼ぶことでそう考えたのだろうけれど、私はむしろ、名前を呼ばれないとはどういうことか、と考えるところからこの考えに至ったのだった。まるで異なる生き方をしてきたのに同じ結論に至るのはおもしろいなと思った。
名前がコロコロ変わりすぎて呼びにくいとの意見が複数来た。自分の名前が誰かから呼ばれることを想定していないから気軽に名前欄で遊んでいたのだと思い至って、何気ないことにも理由がちゃんとあるものだなとおかしくなった。私は「栞」です。気軽に呼んでもらえたら嬉しい。
私は人々に呼ばれるたびにかなり喜んでいます。犬?
— 栞 (@__Blurry_) 2021年6月21日
花
これはランニング途中に見つけた花。 pic.twitter.com/rVcTa1aaof
— 栞 (@__Blurry_) 2021年6月21日
イヤホンで音楽を聴くことについて
傑作だな〜と思って買った音楽をウォークマンに取り込んで聴いたら、鳴りが違いすぎて同じ曲にすら聞こえなくてびっくりしている。イヤホンで音楽を聴くこと自体が間違っているとでも理解するしかない。
— 栞 (@__Blurry_) 2021年6月22日
日頃家ではずっとスピーカーで音楽を流し続けているのだけれど、今日は出社だったのでイヤホンで音楽を聴いていた。いつも聴いている音楽のパンチというか、そこにかかっている魔法のようなものが一切剥がれ落ちて、無味乾燥な音にしか感じられないことにびっくりした。こんな聴き方を続けていたら私は早晩音楽を離れるだろう。一度スピーカーの味を知ってしまえば、イヤホンやヘッドホンにはもう戻れないなと感じた。
気に入った文章
ある日私は文章を書き始めた。はじめはただ片言隻語を記していただけだったが、ほどなくして段落をいくつか試し書きするようになり、混乱していた思考回路を整え筋道を立てた。ところがどうも腑に落ちない。私の言葉には色彩も強度も欠けていて、どんなに努力しても論理がすっきりせず、時によく書けたと思っても、一度寝て目を覚まして読み返すと読むに堪えないことに気づき、原稿を引き出しに投げ込むしかなくなる。こんな時が最も耐え難かった。(郝景芳『1984年に生まれて』)
とてもよく分かる一文だった。自分が書けるのもそういう文章でしかないからこそ、日記などを書き続けているのだろう。
良いツイート
— くだらない落書き,張り紙bot (@Rakuga_) 2021年6月22日
劇的ビフォーアフターで好きなタイトルの回
— hayanel (@kaede9999) 2021年6月22日
→物件301 裏山から水が流れ込む家
匠 絶句!もう既に壊れている 土台・柱 全滅!トイレ・風呂が外
— アイドる (@FIu1y) 2021年6月20日
聴いたもの
Scratchclart - & Baga Man
先日Resident Advisorに南アフリカトリビュート的ミックスを提供してから(体感上)一気に知名度が跳ねあがったUKのビートメーカーScratcha DVAの2月作。土着的なメロディと、GqomやアフロビートのグルーヴがUK Funky・グライムに近いグルーヴと融け合って心の野性の部分が呼び起こされる。
今日は一作しか新譜を聴けなかった。とても悲しい。