できたこと
- ケーブルを買う
- たまった皿を洗う
- ハヤシライスを作る
- 米を炊く
雑感
exrail 2021 END PARTY
行ってきた。ヒップホップ系のパーティで、回によってはDJ YAS(『証言』のトラックメーカー)なども参加していたりする。
終電ぎりぎりで着いたところルーツレゲエがプレイされていて早速テンションが上がる。レゲエといえば低音であるが、巨大なスピーカーから発せられる低音とダブの鳴りは凄まじいものがあった。
しばらくレゲエの低音と凍てついた空間に響き渡るようなダブを浴びて身体があったまってきたところでライブの時間。hemという二人組のグループで、片方がラップトップとサンプラーを使ってレゲエのインスト(レゲエの文脈では"ヴァージョン")をリアルタイムでダブワイズ(ダブエフェクトをかけること)し、もう片方がそのうえにキーボードやピアニカの演奏を乗せる。なんと一曲目はローファイヒップホップ的エレクトロニカ。しかしよく聴いてみれば16分/32分で細かく刻まれるビートはレゲエのビートにディレイをかけたものであるし、メロウなキーボードが映えるのはその下でしっかりと低音が鳴っているからである。この一曲だけでビートミュージックがジャマイカンカルチャーに根ざしていることを分からされてしまった。
そこからダブがしばらく続くが、ピアニカであったりピアノであったり、ビートもルーツレゲエからジャングルへ、エレクトロニカへと細かな変調で滑らかに繋いでいて魔法のようだった。パフォーマンスの底に音楽の歴史が流れているのを感じるとやはり胸を打たれる。最後はハイテンションのアフロハウス。ここでギャラリーがみんなガンガンに踊り始めて大盛り上がりで終了。ジャマイカに始まりアフリカに帰っていくという流れはラスタファリアニズムのアフリカ回帰を意識したものだろうか。
続いてMitsu The Beatsであるが、正直プレイをよく覚えていない。Flying Lotus的なグニャグニャしたヒップホップをかけていたように思うのだがいまいち乗れず、ラウンジでご飯を食べていた。
カオマンガイうますぎた……。
— 栞にフィットする角 (@__Blurry_) December 18, 2021
ハチドリ食堂というレストランのフード。感覚的にはビリヤニの親戚であるが、そこに酸味と唐辛子の辛味が加わって香りが後退したという感じ。鶏肉にしっかりと味がついていて、嫌いな生のトマトやキュウリも一緒に食べることでクリアできた。というか鶏肉と生野菜は普通に合うのかもしれない。鶏肉をスパイシーに焼いて、スライスしたトマトとレタスと一緒にパンにはさんで食べたらおいしいのではなかろうか……と思ったが、要するにBLTの発想である。今度やろうと思う。
しばらくは圧力鍋の力に頼りますが、当面の目標は「トマトとモッツァレラのアヒージョを自作する」にします。
— 栞にフィットする角 (@__Blurry_) December 18, 2021
食べ終わってから漫然とフロアで踊って、次はOlive Oil。ちょっとエキセントリックなビートを作るプロデューサーで、Mulemusiqなどの名門からも作品をリリースしている。
この人はDJというか自分の曲のセットで、Miles Wordというラッパーと作った作品がとても良かった。
Olive Oilの次はDJ Muro。"King of Diggin'"の異名を持つ有名ディガー……らしいが、「この人が……?」としかならなかった。スウィートなR&B風のファンクを延々かけていて、どうも全然肌に合わなかった。この人のプレイはいつ聴いてもいいと思わない。
De La Soul - A Roller Skating Jam Named Saturdays(MU2020でオカダダさんが一万人のリスナー相手にプレイしていた曲)が流れてきて、これでひとしきり踊ったところで目がしょぼしょぼしてきたのでフロアを出た。exrailというパーティーには一度も行ったことがなかったのだが、雰囲気はだいぶ掴めたように思う。踊っている最中に酩酊した成人男性が真後ろにいた私に向かってよろけてきて、手で押し返したらこっちに肘打ちをかましながらバーカンの方に向かっていくということがあり、何だこの野郎は……となった印象が強く、次行くかは分からない。
聴いたもの
Various Artists - Glitterbox Jams, Vol. 5
Glitterboxの新譜。とにかく汗臭い70年代フロアの熱気を凝集したようなディスコハウスが並ぶ。とにかくディスコ・エナジーが欲しいときに間違いのない一作。
読んだもの
今日は午後一時に起きて料理と洗濯、それから家に来た両親とのやり取りなどに明け暮れていてほとんどインターネットをしていなかった。何もなし。