できたこと
- 洗濯機の設置
- カーペットを敷く
- 観葉植物を買う
- カーテンを受け取って部屋に掛ける
- 要らなくなった本を実家に回収
雑感
今日
早め(七時)に起きて新居へ移動し、洗濯機の配達を受け取って設置を行った。これが大した代物で、デフォルト時点でぐらついている。洗濯機がぐらついているとは何の冗談だと思い説明書を読むと、水平調節のために設置部の高さを調節できるようになっていると書いているのだが、四本ある脚のうち一つしか調節ができない。なので四つの脚があるうち、どれか一つと高さをそろえることはできるのだが、残り二つの高さが合っていないのでどうやっても水平が取れない。どう考えても欠陥品だった。結局ベッド用に買った脚部のラバーを合わせることでどうにかしたが、やはり買うなら最安値を攻めるのでなく、設置まで行ってくれるところを選ぶべきだなと思った。
設置は父親が手伝ってくれたのだが(というかほとんど力仕事や細かい作業はやってくれたのだが)、作業の前に父親が好きなビートルズのMV集を再生すると楽しそうにバンドについて語り出して、本当に好きなのだなと思った。私もビートルズはとても好きなのだけれど、父親は使われているギターや音色、メンバー一人一人の音楽性から楽曲を語ることができて、普通に勉強になる。
最近ギターでコピーしているという"Hey Bulldog"の話になり、私は知らなかったのでその場で聴かせてもらったのだが、これが凄い曲だった。イントロがロッキンなユニゾンでまずかっこいいのだが、コーラス部分のコードがひたすら半音ずつ上がり続けるだけという異様な進行をしていて、まさに「理解が追い付かない」という感覚になる。
インテリア
カーペットを敷いてカーテンをかけたあと、近くで観葉植物を売っていたので適当に気に入ったモンステラを買った。肉厚の葉に生命力を感じる艶があり、見ているだけで癒される。これからはこの子と暮らしをともにすることになる。これからよろしくね。
これまでは生活必需品とか家具とかいったような、家のシステマチックな機能を整えるものばかり買い揃えてきたのだが、植物を置いたことで一気にその部屋に血が通ったように感じる。自分の部屋を自分という個体の延長として扱うためには機能がたくさんあると便利だが、それだけでは個体としての拡張性や日々のランダム性は失われてしまう。日々成長し、扱い方によっては弱り、時間とコンディションによって異なるケアを必要とする一箇の植物を置くことは、そうした硬直に陥らないための一つの手だてだなと思った。本当はもっと大きな、自分の背丈より大きい個体を買って部屋を鬱蒼とさせたかったのだが、スペースの問題で断念。将来の夢がまた一つ増えた。
100日後にも普通に続いている人生
日記を書き始めて100日……どころか140日近く経っていた。普通に忘れていた。書き始めた時には東京にいたのが、半年経って札幌で一人暮らしを始めようとしている。あっという間といえばあっという間で、環境は大きく変わったが、早起きをし、ラジオ体操とランニングをこなし、日記を書いて寝るというルーティーンが自分の芯となっているおかげで、何かが大きく変わったという気はしない。恒常性を自分の中に一つ持っておくのは大事かもしれない。
良いツイート
やろうと思ったが夜が更けてしまったので今日はおやすみ。
聴いたもの
dj honda × ill-bosstino - KINGS CROSS
昨日の日記にも書いたアルバム。売っている店を見つけたのでさっそく買ってきた。日本のアーティストの音源を買うときはいつも「一枚三千円か……」という気持ちになるのだが、TBH関連音源は「レペゼン札幌のアンダーグラウンド」というだけでホイホイ買ってしまう。ご祝儀とかスパチャの感覚。
想像以上の傑作だった。dj hondaのソウルフルで黄金に輝くようなNYサウンドに、BOSSのいつもより獰猛なラップが乗る。TBHの内省的でドラマティックな音楽もいいが、アメリカのワイルドなヒップホップサウンドはやはり色あせない。一曲目から打ちのめされ、歌詞カードとにらめっこしながら通して聴いた。スピーカーからの出音がとてもよいので爆音で浴びたい。
Matmos - Ultimate Care II
https://twitter.com/_Blurry/status/1462083506767597587?s=20
家電という卑近な存在からインダストリアルやスペーシーなアンビエント・ダブなど非人間的なサウンドを作る、作れる、というのは、日常空間に批評性を持ち込む実践のようで面白いなと思った。