雑記

__blurry_のおぼえがき

7/6

できたこと

  • 早起き
  • ラジオ体操

雑感

遅刻

 仕事に遅刻した。テレワークするはずの日に社用PCを持ち帰り忘れ、気が付いた時には八時を回っていた。上司に電話を入れ、会社に急ぎ、ついでに社内チャットで詫びと反省文を書き、一回目ということもあって許してもらえた。遅刻の理由がいかにも自分のやりそうなことで、やらかすのが早いうちかつテレワーク日でよかったと思った。みんな出社してる日にこんなことやったらおしまいだった。

金鳥

www.fashion-press.net

 駅を探索していて見つけた店で蚊取り線香メーカーの金鳥(キンチョー?)とコラボした商品を販売していて、それがとても良い感じだったので買ってしまった。家に帰って家族に自慢したところ「古臭い趣味してる」と笑われたが、これはとてもかわいいと思う。とりあえず画鋲で上を留めて吊るしてあるが、一人暮らしを始めたら掛け軸のようにして飾ろうと思う。

僕ヤバ

mangacross.jp

 読んだ。二人の片想いが成就するまでのもどかしさに数か月ずっと焦れており、「さっさとしたらどうなんだ?」のような感情が芽生えてきている。逆に完結するまで読まない方がいいのかもしれない。
 というか単にTwitterの僕ヤバ感想祭が苦手なのかもしれない。あれはもはや言及テク自慢大会と化しているように感じる。

言及大会とバイブス

 僕ヤバの話から連想が伸びたのでついでに書く。インターネットでの言及大会自体は賑やかでいいと思うのだけれど、なんだか妙に自我がなく、他者に向けてだけ書かれているようなツイートが頻繁に目について嫌だなと感じることがある。

 要するにこういうこと。ミッケ!に熱中するようなのでなく、バイブスドリブンのツイートを心掛けたい。自我を向こう側に持っていかれたくないので。

良いツイート

聴いたもの

Tim Hecker - Radio Amor

 ノイズアンビエントの大家Tim Heckerの名作。私はそんなに好きではない、Ravedeath, 1972の方が……と距離を取っていたのだが、ピンとこない音楽は音量を上げてスピーカーで聴くと印象がだいぶ変わるという悟りを開いたので改めて聴き直してみた。
 これまで何度も聞いて何度も首を傾げてきた通り、ピアノのグリッチーな(これは英語表記の方がいいのか?)カットアップはいかにも「エレクトロニカ」に引っ張られているな、という印象がどうにも否めない。
 逆に、(ホワイト)ノイズに大きく振れたような「7000 Miles」や「The Star Compass」は今聴いても心地良い。特に後者は柔らかいノイズをグリッチで汚すという、字面にすると何とも奇妙な手法が用いられており、Tim Heckerの取ってきた音楽的アプローチの中でも抜群に面白いと思った。
 最後の「Trade Winds, White Heat」もいい。音像をぼやけさせてエレピか何かのような音をノイズのジャンルの音として聴かせるというやり方は今のシーンでもあまり見かけない。
 トータルとしてはやっぱり他の作品が好きだけれど、輝く曲がちらほらある、という感じのアルバムだった。他のアルバムも聴き直したい。

読んだもの

rollingstonejapan.com

7/5


できたこと

  • 早起き
  • ラジオ体操

雑感

実家住まい

 実家なので待てばご飯も出てくるし家事も自分でしなくてよくなった……ということは全くない。朝五時半に起きても誰も起きていないので、息を詰めて一人暮らしと大差ない粗末なご飯を用意している。スピーカーはあれど大音量では音を流せないし、洗濯も自分でやっている。一人暮らしの時より単に窮屈になったという思いが強い。結局自分の生活空間とリズムをコントロールできないなら全部ダメということだろう。早く家を出たい。

社会

 上司の人は気のいいおじさんという感じの人なのだが、「今だとこれは差別とかハラスメントになるのかな?」と言いながら露骨にルッキズムの塊のような冗談を飛ばしてきたのでおののきを通り越して笑ってしまった。社会の上の方にはこういうことを平気で口にしてしまう人が詰まっており、それに対して対抗する手段はこちらにはない。私は新入社員であり、向こうは社内の尊敬を集める性格のいい管理職であるから。
 だから働きたくない……ということには全くならなかった。自我を一部でも明け渡すつもりはない場所がどんな形をしていようと気にするべきではない。

 雨が降っていたので日課の退社後のランニングを断念した。一度始めると躁的に続けようとしてしまう性質なので、走らない日があると落ち着かないのだが、雨で冷えて風邪を引いても仕方がないということで心のエンジンを無理矢理切ってお風呂に直行した。日課が欠けている日は就寝時間が近づいても不完全燃焼の気分が続く。

良いツイート

聴いたもの

Shook - Bicycle Ride LP

 オランダのプロデューサーShookによる美しい一作。タグに並ぶ「joe hisaishi」「lofi」「ryuichi sakamoto」「studio ghibli」「yellow music」の字面を読み、なんとなく頭に思い浮かぶものがそのまま出てきたようなアルバム。久石譲Nujabes、Haruka Nakamuraなどの系譜に連なる感傷的で美しいメロディとビートがアルバム一枚分。文句なしの傑作。

The Bends - Radiohead

 Radioheadのセカンド。名作なので細かくは書かないが、久々に聴いてみたらこんなに凄まじいアルバムがこの世にあるのかと驚き直してしまった。特にこの表題曲はすごい。目の覚めるような解放感のあるイントロ、切なく泡立つギターのディストーションプログレッシブと言っても差支えない楽曲構成、ブレイクに差し込まれるフィードバックノイズと美しいピアノの単旋律、トム・ヨークの今にも泣き出しそうな歌唱、全てが完璧。

読んだもの

www.ele-king.net

7/4

できたこと

  • 引っ越しに備えてシモンズベッドの実物を見に行く
  • 押し入れの片付け

雑感

映画大好きポンポさん

 観た。Twitterでバズった時に読んだので話は知っていたものの、映画となるとやはり映像のインパクトが凄かった。監督とあまり趣味が合わないようで、ジーンくんがBloodborneみたいな刃物でフィルムをズバズバ切っていくシーンはちょっと笑ってしまったし、神椿の楽曲群が流れるシーンもちょっとあざといというか、新海誠をやりたいならもう少しばっちり決めてほしい、曲のインパクトが足りないな……というもにょもにょした気持ちが残った。しばしば言及される箇所として、ポンポさんがジーンくんを助手に置いている理由が「一番目が死んでいたから」というところがあるけれど、ジーンくんは映画さえあれば友達がいなかろうが何だろうがどうでもいいという筋金入りのシネフィルなのだから、その考え方が本心ならキラキラした青春なんて全然興味ないだろうし、人生において満たされてこなかった、という理由で暗い目をしていることはないのでは……?という気持ちもある。今の「オタク」は普通に友達がいたり、ファッションがしっかりしていたりするように思うし。この作品はオタクのイメージがちょっと前で止まっているのではないか気がした。2017年(4年前……)の作品だし。価値観がずれてしまうのは仕方がないことだろうか。

 ナタリーだけハイライトがixy先生の形になっていて、ixy先生の影響下のデザインが動くとめちゃめちゃかわいいな……となっていた。

 この映画は一つの自分の感情をぶつけるためにあらゆる可能性を、あらゆる余地を切り捨てるという編集の仕事に大きく時間を割いているけれど、自分が欲しているのは物語の隙間にある「あそび」の部分で、とどのつまりは物語ではない人生を生きている人々の生活パートで、ポンポさんの私怨から生じた価値観にはついていけないなと思った。この前のシンエヴァは三時間あったし。もしかして私はこの映画があまり好きではないのか?キャラクターはみんな好きだしストーリーラインの熱さは好きなはずなのだが……。それともあまりに二次創作的に作品を鑑賞しすぎているというだけだろうか。

 映画の帰りにスーパーで適当にお酒を買って一日だらだら音楽を聴きながら飲んでいた。お酒を入れると寝不足におけるあらゆるデバフがブーストされるし何も良いことがない。音楽を聴いていて楽しくなるというが、あれも言うほど長続きせず、酔いが醒めればそこまで、という感じがする。自分に酒は合わない。

良いツイート

聴いたもの

Clariloops - Sun//Rain

 メルボルンクラリネット奏者Clariloopsのアルバム。ネオクラシカル方面の素養が感じられるメロディアスなクラリネットの音色とシンセで構成されたアンビエントの小品集で、聴いていると意識がとろけてくる。アンビエントを作ろうとしたというより、ネオクラシカルの教養をじぶんの音楽として電子音楽に融合させたらアンビエントらしきものが出来上がったというような音。ハードウェアとしての木管楽器の音色の価値はシンセがどれだけ発展しても失われなくてすごい。メルボルンは生演奏のハウスやファンクのシーンが強い土地だが、そうした土壌がエクスペリメンタルの裾野を広げるということもあるのだろうか。

Fuckin Whatever - Fuckin Whatever

 Fuckin Whateverという意味ありげで意味のなさそうな匿名グループによるセルフタイトル。"We're going to be like The Beach Boys for the nihilist Tik Tok generation."ということで意気込みは十分。
 中身はというとFour TetとThe Music・Kula Shakerのいいとこどりといったような音で、シンプルにかっこいい。低音の差し込み方とパーカッションの使い方がクラブミュージックをガチガチにやっている人のそれなのだけれど、そうでありながらロック的なメロディラインにもちゃんと力が入っているところが素敵。フロアでみんなで陶酔するための音楽でありながら、スタジアムでみんなで合唱することも出来る。つまり最高の音楽ということ。

読んだもの

t.co

 ワインをひと瓶飲んだので昼からずっと眠い。

7/1~7/3

できたこと

  • 荷解き
  • 散髪
  • 机の要らないパーツの分解・引き出しの片付け
  • ランニング

雑感

引っ越し

 本州での研修が終了し、北海道に帰還した。思っていたほどの感慨はなく、まあ、こっちが「正解」だよな……くらいの印象。関東……というか東京が常に異様なほどの躁状態にあるのであって、自分が暮らすなら札幌くらいの規模でいいな……と思った。
 何よりありがたいのが通勤。関東で暮らしていた時の出社日は朝5時に起きて6時過ぎにはもう家を出なければならず、そのまま通勤ラッシュで1時間半も揉まれなければならなかったが、札幌では全くそんなことは起こらない。家を出るのは8時前後で余裕で間に合うし、電車(地下鉄)も7割くらいの確率で座れるし、15分くらいで降りられる。関東の賑々しい雰囲気の中で生きていくのも悪くないと思っていたが、これを経験するともう関東には戻れないなと思った。札幌しか勝たん。

初出社(の夜)

 終業後、研究室の後輩と久々に会ってご飯を食べに行った。行きつけの店が店じまいだったので中華料理店に行ったのだが、アクリル板ごしに食べながら話していたら、店員の中国人が「どかさなくてもいいですか?」と聞いてきたのでそんなことあるかよと思った。どかしてもらった。
 後輩とはいろんな話をした。研究室の各人の就活情報、学内で起きた様々な事件、世間のもめごと等々。ご飯もおいしかった。一番びっくりしたのが後輩の知り合いに死者が出たという話で、「それが彼を見た最後の姿となった」「現実味がない」とかいったことを現実に体験している、と言っていた。それはそうだろうなと思った。
 それから後輩と一緒に朝までスマブラで対戦し続けた。だいたいゲームを始めたのが21時で、気が付いたら朝の7時になっていた。その間給水以外で一切休憩を入れた覚えがない。3か月ぶりの対戦だったし、フルタイム労働者になって娯楽に狂う部分が鈍っていたらと……やや不安だったが、全然そんなことはなかった。対戦ゲームを10時間ぶっ通しでやれる、というその事実に「まだ"やれる"」という元気をもらえてよかった。スマブラは本当に楽しい。

 家に帰って、関東で送った荷物を受け取り荷解きを終えてから学習机を解体して作業机にした。具体的には本棚とライトを外し、机上のスペースをまっさらな平面にした。その過程で大量の本が床に散乱し、これを片づけなければ今夜は寝るところもない状況と相成ったが……。

感電

 感電した。感電したこと自体がずいぶん久しぶりで、そのような感覚がこの世にあることを忘れていたので、突然手が激しく震えるような不快なしびれを発してからしばらくの間はわけがわからず、濡れた手とコンセントから逆算するような形で感電したことに気が付いた。
 初めて感電したのがいつなのかはよく覚えていない(感電の経験があるというのもおかしな話だが)。去年か今年の頭にPCを組み立てていたか、それとも研究室のコードを処分していたのかでむき出しのコードにじかに触れたときだったような気がする。感電というものに対して、ピカチュウの10万ボルトを浴びるような、あるいは熱でやけどをするような華々しい印象を抱いていたのもあって、手に走った不快感が感電だとは、感電がこんなに地味で不快なものであることを受け止められず、しばらく引きずっていたのを覚えている。

ランニング

 北に帰って初めてのランニングをした。以前は近くのスーパーまで走って往復15分くらいでちょうど良かったのだが、今の住まいには距離の感覚が全くない(自転車で駅と自宅を往復する以外の道をほとんど知らない)ので、適当に近くをぐるっと回ることにした。
 以前は往復で15分も走ればすっかりへばってしまっていて、今回決めたルートでは想定30分はかかりそうと思っていたので、ルートがこれしかないとランニングを続けるのはちょっと厳しいな……とちょっと気分が下がっていたのだ。しかし実際に走ってみたら所要時間は20分程度で、しかも一度も止まることなく一息に走り切れてしまい、かえって拍子抜けだった。以前使っていたルートは後半がそこそこ急な坂だったので、そこで息が上がっていたのかもしれない。思いがけないところで成長を感じた日だった。

Into The Night

 「夜に駆ける」の英語版がリリースされていた。特徴はところどころ訳文を工夫して日本語詩の発音に寄せていることで、自分はなんとなくぞわぞわしてしまってだめだったのだが、タイムラインでも好評と不評がそれぞれ見られた。日本語リスナー各人がどう思おうと、日本語話者向けの訳文の小粋な遊びであって、英語ネイティブが聞く分には全然関係ないので、評価が割れるのはもちろん健全なことであるのだが、一つの事象に対してTLの評価が割れるというシーンを久しく見ていなかったので、新鮮で面白いなと思った。本来TLとはそのようにあるべきだろうし、そうなっているのだからTLの構築は上手くいっているのだろう。


 個人的にはGuraさんがネイティブとしてこの曲を歌ってくれることが楽しみ。英語版のリリースに踏み切ったのも、おそらくはカバーが知名度の向上に役立つことを知っての戦略なのだろうし。

髪を切った

 行きつけの美容室で二か月ぶりに髪を切った。美容師さんがPillowsのギターの妹で、世間話をしていると「兄がこの前ライブをやったんだけど」と当たり前のようにPillows関連のエピソードがぽろぽろこぼれてくるので笑ってしまう。話によるとライブ会場に椅子が用意してあったらしく、座って見るためのものかと思いきやライブが始まったらみんな立ち上がって声を上げていたらしい。椅子は前の方に客が押し寄せてこないための結界とのこと。座るための席を用意して立ち上がった人を寄せないようにするというのは妙な可笑しさがある。
 またいろいろな話をした。関東の暮らしと札幌の暮らしの違い、趣味の話(筋トレを趣味にする人について、「何の意味もなく身体を鍛えて鏡の前に立っているなんて気持ち悪い」と一蹴していて思わず笑ってしまった)、音楽の話、若さについての話と、そこから敷衍して若さを搾取するビジネスの邪悪さについての話。結婚を求める社会の圧の鬱陶しさについて、自己評価がいいね数や素敵な彼氏(原文ママ)など、自己の外側にあることの不健康さ、老人がアイドルに狂う理由、などなど。この人と話すためにこの美容院に通っているようなものだと思った。

良いツイート

聴いたもの

Bubbling Inside - De Schuurman

 ウガンダから南アフリカの最新エレクトロニックミュージックを発信するNyege Nyege Tapesの新譜。南アフリカ発症のダンスミュージックである「バブリング」の伝説的なアーティストDe Schuurmanの2007~2009年にプレイされたトラックのコンピレーション。アフリカらしい独特のアクセントが打たれたリズム(元はダンスホールらしい。確かに)に、今のGqomシーンにも通じるようなダークなムードがかっこいい。

読んだもの

t.co

not-miso-inside.netlify.app

「みそは入ってませんけど」は潔いほど露悪的で下品で衒学的で、更新されるたびに読みに行っている。

私は一つ目の反論を無視する。こういうやつが実際に何かをすることはないからだ。悔しかったらブログ記事書いてみろよザコ。ざぁーこ。子供にバカにされてうれしいんですか? 本当に変態ですね。気持ち悪い。足で踏んであげますよ、ほら(ところで、足以外でどうやって踏むのだろうか?)。

 この末尾で思わず吹き出してしまった。こういう淡々とした突っ込みに本当に弱い。

6/30

出来たこと

  • 早起き
  • ラジオ体操
  • 体操
  • 荷物の発送
  • 部屋の片付け

雑感

スピーカーとヘッドホン

 ヘッドホンではどうやっても鳴りきらない音、耳に刺さってしまう音があるなと思った。スピーカーはスピーカーで、ちゃんと設置した場所の正面にいないと音響的なスイートスポットから外れてしまってBGMのように薄っぺらく聞こえてしまうので一長一短ではあるけれど。総合的にはスピーカーの方に軍配が上がる。実家に帰ったらでかいスピーカーはあるものの、親は鳴らすことを許してくれるだろうか。少なくとも配信は流せなくなるだろう。

マリトッツォ

 話題になっているらしく、セブンイレブンに売り出されたやつが目についたので買った。生クリームの新商品は出るたびに買ってしまう。私は生クリームが苦手なのに。
 全部食べたが、苦手なので案の定「苦手だな~」で感想が止まってしまった。甘酸っぱいところは加点要素。生クリームが苦手で甘酸っぱいソースに喜んでいるなら、はじめから甘酸っぱいスイーツだけ食べていればいいな。そういうわけでマロッシュを買った。おいしい。

ディグの不調(ではない)

 このところ新譜を聴いても気分が上がらないと思ったが、好きなレーベルから出ている新譜は普通にかっこいいので、無理に手を広げすぎているだけだなと思いなおした。

トラップ

 音楽ジャンルのほう。XXXTentacionを聴いて色々聴きたくなり、昨日は勧められた21 Savageを聴いていたのだが、このジャンルは同じアーティストでも曲のクオリティの振れ幅がすごい。アルバム単位ではたぶん聴けないだろうという気がする。好きな曲は本当に好きなんだけど。

嘘つきのセールス

 チャイムが鳴り、インターホンで応答すると「設備のご連絡に参りました」というのでドアを開けて応じ、しばらく話を聞いていると引っ越しの予定を尋ねられた。引っ越しはする予定だと言うとインターネット回線は契約するかと質問が続き、そこで実家に住むと答えたところ「引っ越し先で回線契約する人向けのご連絡ですのでそれでしたら大丈夫です」と話が終わった。連絡があるというから開けたのに契約予定の有無で手のひらがひっくり返るとはどういうことだ?要するに回線契約のセールスだったのだろうが、騙されて時間も精神の対人リソースも無為に奪われたと思うと許せない気持ちになる。一回休み。

良いツイート

聴いたもの

Todd Edwards House Masters Mix

 著名アーティストの作品をコンパイルする名作シリーズ"House Masters"の最新作。Bandcampや公式ウェブサイトで発売されている音源のダイジェストミックス版であるが、これだけでも充分かっこいい。Todd EdwardsについてはJESUS LOVES UK GARAGEに反応していた人、くらいの印象しかなかったので軽く調べたら記事が出てきた。

https://itdj.info/blog/blogtjmt/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%81%AA%E3%81%84%E7%94%B7%E3%80%81todd-edwards-%E5%85%A5%E9%96%80%E7%B7%A8

 ガラージカットアップを持ち込んだ人物らしい。そう意識して聴くと確かにずっとガラージのビートにカットアップが鳴っている。強度のある手法なのでどれだけやっても全然楽しい。

読んだもの

t.co

 荷造りばっかりしていて何も余裕がなかった。

6/29

出来たこと

  • 早起き
  • ラジオ体操
  • 体操
  • 荷造り
  • 買いもの
  • 地元の友達と遊ぶスケジューリング

雑感

買いもの

 あと二日でこの家を出る、となんとなく気分が高揚していたのと、醤油を使い切りたかったので刺身をたくさん買った。1500円分くらい。それからハーゲンダッツとクラフトコーラを買った。スーパーで2000円なんてあっという間。
 帰りにバス停に向かっていたらちょうど乗りたいバスが行ってしまったところだった。やれ困ったと思いながら歩いてバス停についたらバスを待つ客が長蛇の列を作っていて、では先ほどのバスは?と釈然としないまま並んだら今度は雨が降り始めた。適当に出てきたので当然傘なんて持っておらず、しょうがないと降られていたが、いつまで待ってもバスが来ない。その間にもどんどん雨は強くなり、どんどん服は濡れアイスは溶けコーラはぬるくなる。最悪の買い物だった。

クラフトコーラ

 クラフトコーラのブームが到来しつつあるのか、ペットボトルの製品が100円で売られていたので一本買った。レファレンスは600円のラグーンコーラ。

 家に帰ってペットボトルの方に口を付けてみたが、到底飲めたものではなく、半分まで飲んだところで棄ててしまった。複雑に組み合わされたスパイスの化学反応を100円のペットボトルに期待する方がおかしい。おいしいものを口にしたければ相応の金銭を払うべきという道理を改めて胸に刻む吉宗であった。

 昨日の夜何かを拾おうとして屈んだら腰の骨が妙な具合に嵌まり込んだような嫌な痛みが生じ、そこから左足を動かそうとするたびに痛みが走っていた。腰をやるとはこれのもっと酷いバージョンなのだろう。幸いにももう痛みは引いたが、これからは腰を労ろう、二度と最悪の椅子には座るまいと心に誓った。

荷造り

 ほとんどの荷物を段ボールに詰め終えた。昨日日記に書いた通り、要るのか要らないのか微妙なものを全部一か所に集め、それから分別をするという方法を取ったところ、これが功を奏した。収納に入れて忘れていたものどもが出てきた時は焦ったが、段ボール箱の強度を信じて押しこんで解決した。今度はインボイスとかいうやつを書かなければならない。しかし私は前回の引っ越しで学んでおり、箱に詰めたものを段ボールの側面にちゃんとリストアップしている。

良いツイート

聴いたもの

XXXTentacion - ?

www.youtube.com

 今日はディグも微妙だったし手持ちの音源でも聴こう……と思って漁っていたところで見つけたXXXTentacion。このアルバムめちゃめちゃいいな……。XXXTentacionは歌の上手い部類ではないし、歌詞を読みながら聴いてもほとんど聞き取れないのだが、そのとろけた発音とかすれて浮ついた歌声にはある種の切実さが宿っていてぐいぐい引き込まれてしまう。オルタナグランジに影響を受けたであろう陰影の深いトラックは、シンプルながらメロディの強度は抜群に高い。"the remedy in for a broken heart (why am I so in love)"のアコギのリフなんて最高。

www.youtube.com

 他にもXXXTentacionの音源をいろいろ聴いていた。あとはYoshi Wadaとか試しに聴いてたけどだいたい微妙だった。

読んだもの

kasasora.hatenablog.com

www.jfmusicwritterclass.com

sasatanwwwww.hatenablog.com

 考えてみれば現実の人と百合話をしたのは高校生のころが最後で、それ以降は全く口にしてはこなかった。ヘテロパラダイムにいると「キマシタワー」みたいな語彙がまだ生きていたり、レズビアンという属性はコミカルなものであるかのように語られていたりするのを見るので、まあ世界にとって百合とはそういうものなのだろうと思って黙っている。「百合」という言葉じたいをコミカルなものだと見なしている人は少なからずいるわけで、「女と女の関係性」と強い言葉で語っていく必要があるのかもしれない。もちろん強い言葉を使うほど狂人に近づいていく恐れもあるわけだけれど。百合が好きというだけで道化か狂人としか見なされないというのは、考えればなかなかにすごい世だ。

6/28

出来たこと

  • 早起き
  • ランニング
  • ラジオ体操
  • 体操
  • 洗濯
  • 郵便局に行って確証台紙を回収+領収書に宛名書いてもらう

雑感

荷造り

 引っ越しの荷造りを進めているが、どう手をつけたらいいのか分からないので全然進んでいない。生活に要らないものから詰めればいい……というのは分かっているのだが、最終日まで必要なものも当然あるはずで(石鹸の類とかスーツとか、はたまた布団とか)、その必要と不必要の線を引くことに難儀している。とりあえず家にあるものを一か所に全部集めて区分してみようと思う。ブログを書き終わった後で。

チェンソーマン

 チェンソーマンを読み終えた。昨日のアニメ化の報を受け、読むかとツイートしたらリアクションがあったのが嬉しくてようやく着手できた。承認ドリブンのモチベーション。
 とはいえ一度読み始めたらもうその後は一切ページを捲る手が止まず、一日で11冊を読破してしまった。常に緊張感とドライブ感があり、爽快感も陰惨さも天井を突き抜けていて、時折挟まれるギャグは噴き出さずにはいられない。悪魔や異空間のデザインはベクトルがはっきりしていてダークなポップさがあり、ととにかく激烈に面白い。これをリアルタイムで追ってTwitterで話をしていた人はさぞかし楽しかっただろうなと思った。当時私は学生であったし、ほとんどの金銭を音楽に、残りを小説と百合漫画につぎ込んでいてジャンプに目を向ける余裕は一切なかったが、これからは読みたいと思った漫画を好きに買うことが出来る。たくさん漫画を読もうと思った。
 チェンソーマンを読んでいてすごいと思ったのは、話がクライマックスを超えて解決に向かうとき、その結末が一切読めないことだった。どの話もどうやって解決するのか一切想像がつかない。その想像のつかなさ、想像の埒外で気持ちよく暴れてくれるバカさ加減がデンジのいいところとも言える。対マキマのラストなんて一体誰が想像できる?

https://twitter.com/_Blurry/status/1409350070219075584?s=20

 絵が全体的に映画っぽいというのはずっと思っていた。何ならラストの纏め方にも映画のラストっぽい雰囲気があり、読み終えたあとには二時間しか経っていないような心地よい疲労感があった。作中でも映画はキーワードとして扱われていたし、作者コメントでも映画好きが強調されていたのを見る感じ、映画で育って漫画を描いたら作風が映像美に寄ったということだろう。とてもいい作家だなと思った。

 そういう夢もあるのだなと思った。

アンビエントに飽きた

 びっくりするくらい飽きた。何を聴いても「celerから何も更新されてなくない?」とげんなりして再生を止めてしまう。今の好みはもっぱらドローンで、Stephan MathieuとEliane Radigue以外の音をほとんど受け付けない状態になる。
 アンビエントについては明らかに同じパラダイムに留まりすぎた。もっと違う音を取り込む必要がある。あるいはしばらく距離を取る必要がある。Tim Heckerが自分の中でリバイバルしているのでそれを聴こうか。

良いツイート

聴いたもの

Various Artists - Radiant Love IWD Comp Vol 2

In celebration of International Women's Day 2021 all proceeds from this release will go directly to charities working with queer people of colour, refugees and trans sex workers in Berlin.

 2021年の国際女性デーを記念するテクノのチャリティーコンピレーション。今年聴いたテクノコンピレーションの中でも図抜けてクオリティが高い。女性ボーカルや演説をサンプリングした楽曲が多いのだが、"Can You Feel It?"の2021年女性版かとおぼしきアジテーション性の強いトラックがあったりするように「ディーヴァ」の像に収まろうとせず、ゴリゴリのテクノの中に自らの主張としてパワフルな声を差し込んでいるところがかっこいい。

Calibre - Feeling Normal

 今日のディグは何個聞いても全然当たらない日だったのだが、その中でも光っていたのが上記のコンピとこの"Feeling Normal"。グライム・UKドリルとテクノとダブステップが渾然一体となったような後ろにタメたリズムとダークなムードがかっこいい。最近はスクエアなUSのダンスミュージックよりこういったUK寄りの音のほうが好み。名前をよく見たら先日のRA Podcastで光るミックスを提供していた人だった。出来るDJはトラックメイキングも冴えている。

jp.ra.co

読んだもの

anond.hatelabo.jp

gendai.ismedia.jp

自分の欲求や偏見に合致する情報だけを集めて作られる独りよがりな「真実」の行き着く先は、「すべては仕組まれている」とする陰謀論である。

ここで思わず笑ってしまった。

www.youtube.com

 ウマ娘のダンス言うほどtofubeatsに似てないな。