雑記

__blurry_のおぼえがき

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出来たこと

  • 出社

雑感

出張

 出張の令が下り、昨日から首都のビジネスホテルで過ごしている。ホテルの設備は椅子の座り心地も悪ければ机との高さも合わず、パソコンもノートしかないためとにかくやりづらい。アーロンチェアと電動昇降机のある生活に早く戻りたい。明日の昼には戻るのだけれど。
 作業自体はとてもシンプル。それに同伴の上司(別グループ)がとても優しく、困った時にすぐ教えてくれるし、指示も段階を踏みつつ一つ一つの作業が明確でとてもやりやすかった。この人の下で働きたい。
 わざわざ内地に来たということでこちらに住んでいる友達と会おうとしたのだけれど、どうも都合がつかず今回は失敗。仕事だから仕方ないとはいえ寂しいものは寂しい。おいしいお店だけ教えた。
 出張先のオフィスを見て回っていたらトイレの洗面台の蛇口が上から押し下げる形で、それは震災以降完全に消滅したはずでは……?と不思議な気持ちだった。外観も設備もきれいなのに変なところに変な突っ込みどころがある。トイレに入ったら並んでいる個室の扉が常に同じ角度で半開きになっていたりとか。こっちに関しては単に薄気味悪い。
 というか首都は寒すぎる。感覚的には北より嫌な冷え方をしている。暑いかなと思いつつ秋半ば~冬の入りくらいのコートを着てきたのだが、とにかく風が冷たくて一度もコートを脱ぎたいと思う時間などなかったし、屋内に入ったら入ったで非人間的な冷え方をしている。しかも人のいるオフィスでなく通路ばかりが。上司に「冷房効きすぎじゃないですか」と言ったら、「これは冷房というか暖房が弱いだけだね」と返ってきて、暖房設備も断熱もまともにできない建物ばかりのバビロンが……という気持ちになった。北しか勝たん。

凱旋

 出張の前夜にみけねこさんがYouTubeで配信を行っていた。アーカイブなしとはいえ、パブリックの場で活動を再開してくれたことが本当に嬉しい。アンチも多いだろうが、活動を続けていくうちにいずれ消えていくだろう。ちょっと聞いた限り素顔を晒して普通にゲーム配信などを始める予定らしく、現実の顔とセットで常軌を逸した怒鳴り声を聞くのが楽しみ。
 私はこの人が何食わぬ顔でソロ配信しているところが見たい。どうせもとから異常者なのは分かっているのだから、今さら多少図太かったり人の琴線に触れるような発言をしたところでどうとも思わない。ホロライブに復讐だとか言っているのはあまり穏やかではないし、ゆゆうた等々の"インターネット"な面々に関わっていくのも正直見たくはないが(ゆゆうたは"ピアノが弾けるだけのインターネットくさい人"以上でも以下でもないと思っている)、あの人のバイタリティではたぶんその方面の活動も長続きはしないだろう。詳しく知っているわけでもないけれど、みけねこさんは自称する通り"メンヘラ"であり、持続的な復讐欲を燃やし続けられるような才覚はなさそうに見える。

余談:ゆゆうたのことは好きでも嫌いでもないと思っていたが、考えはじめて動画を見たりしてたらどんどん嫌いの方面に傾いてきた。特にオリジナル曲が全然面白くなかったのが悪い。

折れるデンリング

 エルデンリングは腐りゆくエグズキスとラダーンのところで完全にスタックしている。
 エグズキスはモーションの分かりづらさと一回ガスに引っかかった時の即死率の高さに加え、変なところに引っかかりやら隆起があり、技の威力と範囲に対して狭すぎるフィールドが凄まじい悪さをして、エグズキスの場所と自分の立ち位置によってはモーションが不可視or見えていても不可避になるため、ほんのちょっとでも悪い方に転べばすぐ即死という神頼み的なデザインがストレスに拍車をかけている。頭を叩けという誘導をするなら、闇喰らいのミディールくらい叩きやすくしてほしい。
 ラダーンについては……これは本当に倒せる設計なんだろうか?「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉があり、一見すさまじい猛攻に見えても、実はシンプルな戦略で勝てる……という希望をまだ捨てられずにいる。それくらい見た目には不可能に見える。「戦祭り」という戦闘デザインからして、理不尽な代わりに袋叩きにして頑張れということなのだろうが……しかし馬で全力ダッシュしても距離を取れない速度で動き、なおかつ技と技のインターバルがほぼないというデザインは正直つらすぎる。回復しようとしたら途端に総崩れにされる。というか味方を召喚しながらラダーンに近づくまでが一苦労というのはどうなんだ?ボスエリア転移前に召喚してから入るのでは本当にダメだったのか、おうちの人とよく考えてほしい。

聴いたもの

IRyS - アイデンティティ (cover)

 ホロライブENのVsingerであるIRySさんの誕生日に上がったカバー。少女的な色がありつつも艶っぽいという稀有な声質が、楽曲の耽美的でアタックの強いサウンドと奇跡的な噛み合いを見せている。表現に関して言えば、パワフルな部分は思いっきりパワフルに、可憐な部分は少女性たっぷりに可憐にと表現の引き出しの広さを見せつけながら、全体のトーンは"VsingerのIRyS"という、言葉通りidentificationが充溢した強烈で好戦的な自我で一貫している。誕生日という存在の始まりの日に、なおかつIRySという誇りのあるVsingerがこれを歌うことに明確なコンテクストがあり、パフォーマンスとは別の次元で良いカバーだなと思った。

 アイデンティティの出色のカバーではにじさんじENのMillie ParfaitさんとEnna Alouetteさんのデュエット版が先に存在している。二つを聴き比べてみるとデュエット版の方が楽曲に対して繊細な解釈を取り、バックトラックが主張する箇所ではボーカルが引いてアンサンブルを形作ることで、原曲のゴシックで耽美的な世界観を補強するようなバージョンに仕上がっていることが分かる。

 比較で言えばIRySさんのバージョンはボーカルのパワーで楽曲にインファイトを仕掛けているわけで、同じバックトラックなのにボーカルのアプローチの違いによって別様の"サウンド"として聴こえるのが面白い。

P丸様。 - ちきゅう大爆発

 二月の末に一度書いたのだが、Repriseということで。
 改めてMVを見たのだが、ここでの素材は動画全体として"胡乱なインターネット"というトーンでの統一こそあれ、その一つ一つを取り出してみればどれも擦られ尽くして擦り切れたミームの再配置であって別にそこまで面白くない。この動画に価値を持たせているのは、その無数のミームにまみれたP丸様。が、一つ一つのユーモアのレベルに一切関係なくただただ可愛いというその一点である。
 P丸様。は無数の面白くないユーモアとミームに日々まみれながらも、アイドル性と可愛さというその点だけは絶対に損なわれず、それどころかインターネットの全てを己が立つステージの背景に押し込むことで輝きは一層引き立ちすらする。自分自身の存在を含めて一周したインターネット文化を相対化し、その上で改めて取った距離感と、"かわいい"の表現だけは絶対的に貫き続けるという強靭な意志との両方の表明になっている点で、この動画はすごく面白いなと思った。

読んだもの

 今日は特になし。