雑記

__blurry_のおぼえがき

10/17

できたこと

  • ランニング

雑感

日記を書かない日

 ここ数日、日記を書いていなかった。しようと思っていたことについては後述。

 日記を書くという行為はすっかり自分の生活ルーティーンに組み込まれていて、書かない日が続くとどうにも落ち着かない。その日を終えるための儀式とでも言えばいいだろうか。頭にあるものを文字に落として、頭が空っぽになったところで一日を終えるような感じ。

 それはそれとして今日はこともない日だった。十時前に起き、昼までスマブラのオンラインに潜って勝ったり負けたりした後、ぼんやりしていたのでランニングに出かけて身体にエンジンを入れ、帰ってきてからきのう取り付けられた友達の誘いを待ちながらぼんやりとNanashi Mumeiさんのメン限ASMR(というかウィスパーボイス)配信を聴いているうちに寝入ってしまい、それを二回くらい繰り返して、結局来ないまま夜になったのでスマブラの大会を見ていた。音楽も多少聴いていたようないなかったような。しっくりこない一日だった。

マッチング

 先日大学の同期が珍しく北海道に帰ってきていたので、他の仲間たちも呼んで飲みに行った。

 訳を訊いたところ、札幌に残してきた恋人に久々に会いに来たということで、まあそんなところだろうなと思った。そもそも同期の故郷は北海道ではないし、こんな何もない季節にわざわざ私たちに会いに来るということはありえないから。

 で、揃ったメンツと話していたところ、どうもその場の私以外の全員に恋人がいて、そのうち二人はマッチングアプリで出会ったのだと聞いた。上手くいった二人は上機嫌で、やったらどうだとしきりに私に勧めてきた。

 めんどくさい……。私はその予定もないし、そもそも恋人を作れるような人間だとも思っていない。そもそも人間関係というものが自分にとってプラスに働いたような覚えがほとんどない。

 しかし考えてもみれば、そうやって勧められるうちはまだ良くて、おそらくその全員が育児なり家族なりで私には構いつけなくなるだろう。人生はそうなってからが本番という気がする。生存の難易度という意味合いにおいて。

愛と支持

 注目している配信者の中には、当然ながら配信活動が好ましい人の他に、その存在の全体が愛おしいが、その配信や制作物は全然支持しない、というカテゴリがある。配信者としてのその人が面白いとは思わないが、その人が生きていて、生を、生活を、人間関係を営んでいることが愛おしいと思う。

 どうかずっと生きていてほしい。恐らくは配信活動だけでは生計を立てられない、どこかの未来の時点で地道な労働に加わらざるをえない、決してスターにはならないであろうその人が、どうかずっと生きていて、その人なりに生活を丁寧に営み、配信者の素敵な仲間たちに囲まれて幸せに過ごしていてほしい。配信者という芸能の世界における一つのオルタナティブとして。

恍惚と絶句

 先日タイムラインで「極まった感情は言語を絶する」という旨のツイートを見かけて、確かにそうだなと思った。宇多田ヒカルの『Automatic』から始まって『初恋』『Forevermore』まで、理知的な解析ができる領域を感情が飛び越えていってしまう歌はたくさんある。

 しかし同時に、私の用事はそこにはないなとも思った。理知的な主体が消失するということは、恍惚のあまり一介の動物になってしまうということである。その恍惚をいかに制作物として表現するか、非理性的なものをどうやって鑑賞者の理性に訴えかけるように作り込むか、そのアプローチには幅があって面白いと思う。しかし人間が忘我の境地に至るらしいということはもう知っているし、忘我にバリエーションはないのだから、その状態そのものを見ることには全然関心が湧かない。

 むしろ、という考え方もある。人間はそれぞれに夢見る経路こそあれ、誰だって恍惚に至ることを夢見ているのに、そうはなれないままいつまでも理性でもって悩み続けていて、その様が面白いというか、愛しいのかもしれない。恍惚にも至らず、悟りにも至れず、それぞれに苦悩を抱えて生きていて、それを見ることの方に私の興味関心はある。

寒い

 外に出たらびっくりするほど寒かった。昨夜の雨で外気温が一気に下がったものらしい。今日は最高気温も8度しかなく、あと一週間もすれば雪が降るのではないか……と思ったが、週末には意外と15度まで戻るらしい。それでも寒いことには変わりないが、もうしばらくは秋物のコートを着ていたい。せっかくお気に入りのタイロッケンコートなのに、年に数日しか着られないのでは寂しい。

Suchmos

 ふつうにショックだった。

良いツイート

骨格図で息できなくなるほど笑った。

 相方の名前を伏せて書くという作法に染まったのだな……と何らかのシフトを感じる。これもある種の"性"。

 朝八時からPCの前に張り付いて買った。

聴いたもの

Aiobahn × phritz - grayscale (ft. やぎぬまかな)

 Aiobahn新曲。イントロの音程を揺らしたピアノとチューニングがずれたギターの時点で名曲であることを確信した。メロディラインの強度と、こういった楽曲では珍しいギターのアレンジがとても良い。

菅原圭 - シトラス

 菅原圭の新曲。以前よりハイハットが強調されてビートが強くなったように思う。正直なところいわゆる"ローファイ"的なソフトなビートに食傷していたので嬉しい。

 音楽的にはこの路線はそろそろ行き詰まっているように思うが、次はどこに行くのだろう。

戌亥とこ - キュートなカノジョ (cover)

 戌亥とこさんの新カバー。こういった粘性の高い曲を歌うとは思っていなかったので予想外だった。「困っちまうほどに キュートな彼女」の「キュート」の部分の音の切り方にこの人の歌い方のクセが出ているように思う。

 正直なところ、楽曲のエレクトロのグルーヴや強烈なシンコペーションに対して上手く乗っていけているかというと微妙ではある。この人の歌はロックやジャズの方に適性があるように感じた。しかし、リズムが前面に出た楽曲を歌うことで戌亥とこさんの歌い方の特徴が浮き彫りになったという面もあって、聴きごたえのあるカバーだった。

猫又おかゆ - ジェヘナ (cover)

 猫又おかゆさんの新カバー。猫又おかゆさんは低域でのリズム感や情感の乗せ方に定評があるのだが、さらっとした楽曲ではどうにもポテンシャルを発揮できていないように感じた。それはそれとして歌いたい曲を歌う分には何も言うことはないし、立ち絵がきれいでよかった。もっと言えば、ある枠の楽曲しか歌わないよりは、様々なアプローチを重ねていって自己イメージの幅を広げてくれる方が配信者として魅力的だとも思う。Vの在り方とはそういうものであるから。

 以下ざっくりと。

Elira Pendoraさんの歌が上手いことを初めて知った。第一に日本語の歌で全然違和感がないというのが凄い。コーラスワークのアレンジや、フレーズを緩く崩して歌うところに音楽的な素養が感じられて良い。

 Apparel Waxの新作アナウンス。レーベルはジャジーサウンドを追求するというステートメントを出しているが、ジャジーという言葉が指すものは今や漠然とし始めている気がする。これはジャジーというかムーディーではないか。ピアノサンプリングのことをジャジーと呼んでいるのかもしれないが。

 冥丁新作。古風2(ツー)だけあって前作のムードを継承している。裏を返せば前作とあまり変わらない気がする。

 「をとはちゃんはかわいいね……」という気持ちになる。本人がそういうイメージ戦略でやっているようなのでそこに乗っからせてもらう。「ねえねえねえねえねえどっち 私か今日のその飲み会」という歌詞を歌っているのを聞き、未成年では……?とシンプルに怖くなった。

 ホロライブENのVsinger、IRySのEP楽曲のMV。英語も日本語もそれぞれネイティブと同レベルに操れるというのはやはり凄いものがあり、それぞれの言語ごとに自然な発音で歌唱表現ができている。

 Macroblankの旧譜。barber beatsというのはこの人と同じく陰気なトリップホップ系vaporwaveを手がけるhaircuts for menのフォロワーということだろう。シンプルにクオリティが高く、存分に陰気なムードに浸ることができる。

 Steel City Dance Discsの新作はMoktarなる人物のゴリゴリのエレクトロ。最高。

 Duval Timothyの新譜アナウンス。エレクトロニックゴスペルという感じでよい。

 Aesop Rockの新譜アナウンス。この声が聞こえるだけで嬉しくなってしまう。ビートの方もサンプリングらしい粗さとぶつ切りのフレーズの魅力をばっちり引き出していてかっこよかった。

読んだもの

www.fnn.jp

omocoro.jp

www.afpbb.com

 思ったより露骨で笑ってしまった。

anond.hatelabo.jp

note.com