雑記

__blurry_のおぼえがき

7/23

できたこと

  • 皿洗い

雑感

ローカル

 前日は1時ごろまで起きていたので8時ごろまで寝よう……と思っていたのが結局7時半には目が覚めてしまい、今日もあえなく睡眠不足となった。なんとかならないんだろうか。
 何もできずに部屋でだらだらと時間を過ごし、なんとかそうめんだけ茹でたところで爆裂なカロリーが摂りたくなる。具体的にはオリーブオイルに浸した焼きたてのフランスパンが食べたくなり、アヒージョを作ろうと思い立ってスーパーに出かけた。
 スーパーまでの道すがらにインディーのビアガーデンの看板があったので興味本位で入ってみて、メニューがあったので興味本位で注文してみると、気がついた時には土曜の昼前から飲酒する人になっていた。口をつけるまでこれが「飲酒」に相当することに全く気がつかなかったので、相当寝不足だったんだろうな……。
 ベンチに座ってビール(サワーエールという種類らしい。泡はクリーミーで本体は酸味がありとてもおいしい)をちびちび飲んでいると店員さんたちの会話が聞こえてきたので、ラジオ感覚でしばらく耳をそばだてていると、どうも白人女性の店員さんが日本の音楽が好きで、坂本慎太郎ライジングサンに来るとか、おとぼけビーバーが好きだとか、今年はBIG FUN(Precious Hallが主催する札幌のフェス。芸術の森で行われる)が開かれるとか、どうもコアな音楽の話をしていたのでついつい話に混ざってしまった。こういうことがあるのでローカルは楽しい。まあ会話が全然ダメなのはいつも通りなのだけれど……。
 しばらく話して、ついでにもう一杯くらいお酒をいただいたところでその場を後にし、スーパーでトマトなりブロッコリーなりを買い込んで家に帰った。冷蔵庫に買ったものをあらかた詰め込んだところで眠気に襲われ、一時間くらい寝るか……とベッドに寝転がると、次に起きた時には3時間近くが経過していた。昼寝して1時間で起きられるわけがないと分かりつつ、それでも眠かったのだからこれはもう仕方ない。昼前から酒を飲んで午後はぐっすり寝ていい日もある。

アヒージョ

 ようやく身体が起きてきたところでアヒージョに着手。名前はおしゃれだが、具材を全部切って調味しつつオリーブオイルで煮込めば出来上がるのだからお手軽この上ない。
 いつもの癖で二人分作ってしまったせいで終盤は格闘する羽目になった。一人分ならトマトは一個でいいし、ブロッコリーは半分でいい。カマンベールチーズ一個は入れすぎ。

乱闘

 しばらくやり取りの途絶えていた友達とコンタクトを取り、オンラインでスマブラを二時間ほど。ずいぶん回線が重いなと思ったら、向こうがいつのまにか実家を出ていて、これから回線工事とのこと。対戦したいという気持ちで呼んだのは間違いないが、そういう近況報告をし合う口実を作るという意味で、共通の趣味のゲームがあるのはいいなと思った。今度は向こうの家に行く予定。ついでにもう一人にも声をかけた。たくさん遊びたい。

リコリス・リコイル

 どうも盛り上がっているらしい、と相互の日記で知ってからアマプラにある分を一気見して、一気にハマった。作品の根底にある思想観が自分にとってタイムリーだったのが理由だと思う。
 DAは「暗殺を請け負う孤児の十代の少女」というあまりに極端に邪悪な存在であるのだが、たきなが「私たちDAは殺人が許可されています」と言うところが個人的に面白いなと思った。社会あるいは組織において一つの行いが是認されていることと、それが現代社会の一個人の行いとして肯定しうるかという問いを混同した物言いは、たきながまだ半分くらいしか自我を持っていないことの現れである。今後はこの部分が問われていくことになりそう。ついでに言えば、ここにはDAにおける同胞殺しの扱いであったり、殺人によるDAというホモソーシャルへのイニシエーションや同質性の強化であったりするような、今後問われるシチュエーションへの伏線もあるように思われる(後者については3話で少しだけ言及がある)。

 追記:4話を見た。さかなに見えないさかなの合理的デザインの有無→殺人をしないリコリス→類稀な殺しの天才と話を転がすのが面白かった。人の心は自然のデザインに則るとは限らないが、先天的なgiftはそうもいかない。そして殺しの才覚を磨くためにアランが喫茶リコリコに顔を出しているのであれば、今後の筋はノワールにおけるグラン・ルトゥールに似通っていくような気配がある。死を司る二人の乙女、二人で一つの殺しのユニットの誕生に。

聴いたもの

A Place To Bury Strangers - A Place To Bury Strangers

 NYのノイズ・シューゲイザー・ガレージロックバンドのファースト。粗く激しいシューゲイザーサウンドを中心に様々なアプローチを試みているバンドで、ギターサウンドの快楽性が凄まじい上にソングライティングが上手いため理屈抜きに吹っ飛ばされてしまう。しかしガレージロック的な単調な音楽なのかと言うとそうではなく、ギターにブラスを重ねてノイズ的なヘヴィネスを増したり、リズムマシンによる高速ノイズエレクトロチューンが数曲あったりと、NYアンダーグラウンド/ノーウェーブシーンの豊かな蓄積が反映されている。相互の人によるとかなりジザメリ度が高い音楽らしい。良いアルバムだった。