雑記

__blurry_のおぼえがき

5/2

できたこと

  • 洗濯
  • 料理

雑感

一昨日

 GW1日目。円山公園に出て桜を見た。

 これはたぶんオオヤマザクラ(別名エゾヤマザクラ)のことと思われる。遠山の金さんのメインテーマを思い浮かべつつ公園と北海道神宮に続く参道を歩いた。

 北海道神宮の中にも花見スポットがあるのだが、時勢もあって禁止されているのかブルーシートを広げている人は見当たらなかった。様々な品種の桜が生えている境内をうろうろと歩いた。

 恐ろしいほど密に咲き固まった花を見ながら、このような色このような咲き方をするのはなんとなく決まっているからではなく、複雑なメカニズムと進化の過程、妥当な理由などのロジカルな裏付けがあるのだろうなとぼんやり考えた。それを解釈することがフロムソフトウェアの解釈と繋がり、フロムソフトウェアの"世界を作る"という志はすごいなどとも思った。私はフロムについてはろくに解釈もせずに遊んでいるくらいの人間なので、花も「咲いているな」と写真を撮ってそれきりにしてしまったけれど……。

 それから屋台を見て回った。

 何も買わずに面白がるだけ面白がって帰った。帰りにそば屋で天ぷらそばを頼み、天ぷらは100点だがそばは0点だった。

昨日

 GW2日目。基本情報の試験は午前だけちょっとやっていったら午後試験が6点足りず落ちた。まあ落ちるだろうと思っていたし、半年後にもう一回受ければいいやという気持ちになっていたので特段思うこともなく会場を後にする。
 わざわざ出てきて試験だけ受けて帰るのも癪だったので、桜を見に中島公園へ。TLを見ていても誰一人春とか桜とかの話をしていないと思ったが、考えれば内地の春は1か月も前に到来していたものらしい。札幌は未だに気温が20度を切っているし、特に昨日は雨も降って10度前後まで気温が落ちていたように思う。

 ソメイヨシノがとても綺麗だった。北海道に多い品種はエゾヤマザクラなのだが、この種の桜は開花して1週間と経たずに葉が出てくるため、遠目にも色が濁っていて見栄えが悪い。

 帰り道に知人に会いに行った。実験音楽の話が通じる20個以上年上の人で、週1くらいで会っては3時間ほど話しているのだが、話の流れでVTuberに言及すると相手も同じくVのリスナーであることが判明した。私がみけねこさんをまだ追い続けていると言っても特段驚いたりバカにしたりしてこず、配信カルチャーに対するアティチュードの近さを感じた。その後承認カルチャーとアテンションエコノミーにより極端に加速された人間性、『推し、燃ゆ』、P丸様。、最近のボカロシーン、神椿への悪口などの話を(ほぼ一方的に)した。現実でこんな話を人にするとは思わなかった。音楽については灰野敬二と東南アジアのフィールドレコーディング・EM Recordsの作品についていくつか教えてもらい、こちらからも最近の新譜情報を提供した。

 夜になって晩ご飯を作らないとな……とナスの揚げびたしを作っていたら八時半になってしまい、この時間から副菜だけの夕飯を食べるのも……とスーパーに行って刺身と適当な野菜を買い込んだ。夕飯を済ませて寝る用意が終われば今度は唐揚げの仕込み。生活がいい加減。

来訪

 GW3日目。両親が来るのでそれまでの間に唐揚げのタネを揚げて試食。最後にマヨネーズを入れたのが失敗で、あからさまに味が過剰だった。胡椒を多めに入れつつ醤油を少し減らすとちょうどいい塩梅になりそう。
 両親がきてコストコで買った炭酸水とむらさき醤油を持ってきてくれた。ありがたい。それから雑談をしつつ父親に私のデスク周りの配線を綺麗に整えてもらった。こちらから頼んだわけではないが、気になって仕方がなかったとのこと。母親には段ボールを片づけてもらった。GWに帯広に帰る計画が一度も出なかったことについて話したところ、父親が先月COVID-19陽性で、まだ後遺症により嗅覚の大部分が戻っていないと明かしてくれた。マスクを取った頬が赤くむくんでいた。

切腹

 両親が帰ったあとに観た。やっぱり面白い。全てのカットが映像として美しく決まっている。
 作中では「武士の面目など所詮はその表を飾るもの」と言われていたが、これは本当にその通りだと思った。みけねこさんがホロライブから放逐されてすぐに元の名義で配信活動を再開したことを重ねて考えるのが比喩としても正しいのかは分からないが、一度転げ落ちたからといって潔く腹を切って終わることだけが人生とはどうしても私には思われない。

中庸

 インターネットにいると「そんなうるさい言葉を使わないとものの一つも言えないんだろうか」と思うことがたびたびある。それがスタイルだというなら特段止めはしないが、別に誇張しなくても何かを口にすることはできるよと思う。むろん私も昔はとてもとてもうるさい言葉遣いをしていた側で、それを通り過ぎたからこそ言えることではあるのだけれど……。

聴いたもの

Zeal and Ardor - Zeal and Ardor

 相互が聴いていて楽しそうだったのでつられて聴いた。爆音のギターの上でボーカルがめちゃめちゃに叫んでいてとてもかっこいい。ブラックメタルに入るらしいが、後述するバンドと音楽圏が近いように思われ、ヘヴィネス圏のジャンル分類はよく分からないな……と思った。

SOUL GLO - Diaspora Problems

 フィラデルフィアスクリーモ/ハードコアパンクバンドSoul Gloの最新作。爆音のギターの上でボーカルがめちゃめちゃに叫んでいてとてもかっこいい。こちらは楽曲のコンポジションが複雑で、ラップのように解釈できたり、この手のジャンルではあまり聴かれないコード進行が出現したりと音楽的バックグラウンドの豊かさが感じられる。これは先月買った作品でもう何度か聴いているのだが全然飽きない。

DEVIL MASTER - Ecstasies of Never Ending Night

 MerzbowやThe Dillinger Escape PlanMastodon、Neurosisなどが作品をリリースする名門Relapse Recordsからの作品。爆音のギターの上でボーカルがめちゃめちゃに叫んでいる……わけではなく、こちらはグロウルが主体。ギターの雰囲気が80年代メタルっぽいのと、表現したいエモーションが直情的で、それがコード進行に露骨に表れているあたりはパンクとして聴くこともできて、これはかなり親しみやすい類のヘヴィネスだなと感じた。

Innode - Syn

 ノイズの気分が高まってきているので去年の暮れに買ったアルバムを改めて聴き直した。Stefan Némethなる人物を中心とするウィーンのエクスペリメンタル系プロジェクトで、今作ではインダストリアルノイズとリズム/ビートの融合あるいは親和性がフォーカスの対象となっている。
 このアルバムの良いところはちゃんと踊れるタフなビートがあること。凄まじい圧のディストーションサウンドがありつつ、その快楽性を邪魔しない形で呪術的なビートが絡んでくる様はとても気持ちがいい。買っておいて良かった作品。

Helm - Axis

 眠いので細かくは書かないが、ノイズ曲はかっこいいけれどアンビエントが中途半端で全然面白くなく、アンビエントのターンになるたびに集中力が切れた。人には勧めない。

読んだもの

 百合小説アンソロジーを読み進めている。それ以外は特になし。