雑記

__blurry_のおぼえがき

2/12

できたこと

  • 皿を洗う
  • 炊飯
  • 勉強

雑感

昨日

 先日の日記に書いた通り友達を家に呼んだ。

 一緒にスーパーに買い物に出たとき、ブリがない、豆がない、あれを買おう、これもついでに、とあれこれ言いながらカゴに品物を放り込むのがとても楽しかった。
 トマトのアヒージョは好評だった。写真は微妙だったので載せないが、「多すぎない?」と突っ込まれるほど大量のトマトの真ん中でカマンベールチーズがとろけている姿は目にもおいしそうで、どちらかと言えばトマトが苦手な(加熱すれば食べられるという)友達もこれには「おいしそう」とコメントしてくれたし、実際とてもおいしかった。「ブロッコリーとかじゃがいもとか入れたら良さそう」というフィードバックがあったので次回はそうしようと思う。残ったオイルとチーズは茹でたパスタを絡めて片づけた。パスタをトングで和えると気持ちいいというのは本当。

 それから圧力鍋に角煮を仕込み、『グランド・ブダペスト・ホテル』を観た。シンプルに良い映画なのだが、序盤はちょっと眠いな……と思いつつ隣をちらりと見たら友達は早々と眠っていたので笑ってしまった。何の映画とも言葉にできず、ただ良い映画だな……と思っていたのだが、タイトルで検索したところ「喪われた王国の話」という良い表現があった。グスタヴの半生をひとしきり語った後、彼の世界はずっと昔に終わっていた、という言葉をゼロ・ムスタファは作家に残していくが、そのゼロも、その語りを小説として残した作家も既にこの世を去り、ただ物語とそれを記した本だけが残った、という終わり方がとても印象的だった。非現実的なまでに構築された映像美は、全て「書物の中の物語」という物語の構成と噛み合わされたものであるような気もしてくる。

 それからスマブラをちょっと。自信喪失期なのでメインキャラは嫌だ、ガノンドロフとしかやりたくないと駄々をこねたら叶えてくれたのだが、試合を重ねるごとに対応されて結局どんどん勝てなくなっていった。こちらは何にどう対応されたのかすら全然わからない。地力が違いすぎる。

試食

 人々の日記にバレンタインシーズンのチョコレートについての話題が上がるようになり、そういえば高級チョコなんて食べたことないなと大丸まで買いに出た。とはいえそもそもの知識がないので売り場に来ても全然見通しがつかず、目についたものを買おうにも果物系のペーストやらトリュフやらには興味が湧かないしで、これにしようとベットするまでに時間がかかってしまった。正直大丸の地下程度で面白いチョコレートには巡り合えないような気がする。結局Foucherとゴディバでアソートを一個ずつ買った。ゴディバは贈答用と(ネガティブな文脈で)よく耳にするが、一度も食べたことがなく、贈答用ならそれなりに美味しいというか、チョコの味を評価する上でのスタンダードくらいにはなるだろう……という考え。
 家に帰ってFoucherの方を味見してみたが、チョコレートはチョコレート……以上のことを感じられなかった。本当はカカオの味やチョコの豊かな風味などが分かればいいのだが、考えれば私は70%カカオを受け付けないくらい苦いチョコがダメだし、かといって甘みの解像度があるわけでもない。まあ普通においしいかな……くらいの感じ。ゴディバはまだ食べていない。
 そういえば高級チョコはどれくらいのペースで食べればいいのだろう。値段を考えれば一日ひと箱というのも気が引けるが、目の前にあったらいくらでも食べてしまいそうになる。

décafé

 大丸の帰りに喫茶店でも寄っていこうと近所を散策したのだが、どれもこれも閉まっていた。ネットで調べた限りでは開店時間中だったし、おそらくは流行り病の蔓延防止への協力ということだろう。最後にずっと行きたいと思っていた場所を思い出して足を運んだところ、その店は昨年に閉店していて、気持ちのやり場も見つからないままとぼとぼと帰路を辿った。結局そのあと父親が来たので結果オーライではあったのだけれど。

 両親も引っ越したので、それに伴って実家の鍵を大家に返却しなければならず、父親はその回収に来たのだが、去り際に「保険会社から書類がここに届く。ちょっとうちには置いておきたくないから届け先をここにした。とりあえず保管しておいて」と頼み事をして帰っていった。私と父親の間で「家に置けない」といえば「母親が持ち出していく」という意味なので、要するに何らかの大きな金銭が関わる書類がこの家に届くということになる。厄介なことになったなと思った。

楽しみなアナウンス

 このバンドもそろそろ手を付けたい

良いツイート

二日で11枚の感想書いて+7枚フェイバリットを見つけてるのシンプルにすごい体力だなと思った。18枚のフェイバリットを見つけるためには倍以上聴かないとならないので……

 潤羽るしあさんが炎上していた。アイドルたるものとかの無根拠な倫理観を押し付けるまでもなく、「言行が一致していない」の一点で非難されることはどうあっても避けられないだろうが、人が自分の欲望になだれてしまう時に倫理道徳などはそうそう機能しないというのもまた事実であって、日頃からまともにブレーキの効いていない配信などを見ている分には、起こるべくして起きた事象だなという感想になる。これも自称事情通のリークや相手方の弁明などが入り乱れていて真実何が起きたのかは判然とせず、本当に何もなかった故にリスナーに求めたものとも読めるのだが……

 さすがにおもしろい

 自分が肯定されることを一切疑いもしない態度がすごい。こういうことを言えてしまうのはこの人が"あがり"に辿り着いてしまったからで、つまりこの先にはもう何もないというか、緩やかな起伏と眠い持続だけがあるのだろうなという気がする

 私はどちらについてもその通りに思って全く読まずにいる

聴いたもの

Mega EP - Roman Flügel

 ベルリンのクラブシーンの重鎮Roman Flügelの新譜。前2曲はニューウェーブディスコで、同じくドイツのToy Tonicsもニューウェーブディスコを出していたのもあって何となくリバイバルの気配を感じる。とくに"Mega"はシンプルなシンセのメロディの裏でカウベルが高速で刻まれているのが最高。
 そして後半ではなんとシンセディスコどころかKraftwerkのAutobahnレベルの原始的シンセポップにまで立ち返っている。Roman Flügelともあろう大家がこのチープなサウンドをやっていることに驚くが、単にレトロな質感をなぞっただけのものではない確かな芯が感じられる。最近のRoman Flügelの作品では一番好き。

Spoon - Lucifer On The Sofa

 自分の中で音響派ロックンロールと勝手に呼んでいるバンドSpoonの新譜。ロックンロールはそもそも踊れる音楽である(Rock and Roll)という基本に立ち返りつつ、ギターサウンドのえぐみと暴力的とすら言えるパワフルさを世界一上品に、かつ高い解像度で鳴らしていて本当に最高だった。ギターは弦の震えを磁石で拾って電気的に増幅するという原始的な装置である、という根本に立ち返るようなゴツゴツした音色は、自分がこのところずっと求めていた音だったように思う。

Serph feat. ずん - Piplup Step

 可愛すぎて頭を抱えてしまった。coalowlさんの映像はPEOPLE 1の作品からずっと好きなのだが、ポッチャマという愛くるしい生き物が一緒に踊っていることでなおのこと愛らしく感じる。音楽の方もキュートなFutureサウンドに暴力的なブレイクビーツを載せたり硬質なピアノを載せたりと、異なるコンテクストのサウンドの層が重ね合わされていて、エレクトロニカの美質がポップミュージックになっているのがとても良かった。

ヰ世界情緒 - レイニーブーツ

 神椿のシンガーによるレイニーブーツのカバー。おてんばに跳ね回るような歌い方も、ちょっと鼻にかかったような声質もとてもとても良くて、ボーカロイド曲の人間への翻案として満点の出来だとは思う。しかしそういう言語化以外の部分にこのカバーの魅力の芯はあり、そしてそれは…………ペドフィリックな美学に抵触している。魅力的なのにあまり言葉を尽くしては語れない、ペドフィリアリトマス試験紙みたいなカバー。

読んだもの

blogs.soundmain.net

realsound.jp

ghz.tokyo