雑記

__blurry_のおぼえがき

12/5

できたこと

 特になし。よく寝た。

雑感

今月の浪費

 音楽を大量に買った。月にBandcampに使うのは基本三万円まで、どうしても買いたい(たとえばBandcamp Friday限定リリースなど)時だけ超過してよい、というルールで決めているので、今月はもう何も買えない。買う予定も今のところはないが、代わりにクラブに数回行く予定がある。これまでは実家暮らしだから良かったが、この金銭感覚で一人暮らしを始めたら破産するような気もする。自炊を心がけようと思う。買ったものについては追々ここに書く。

PROVO 18TH ANNIVERSARY PARTY

 行ってきた。このPROVOというのは札幌の音楽・アートを発信するショップであるらしい。私はこの頃デジタルリリースしか買わないので行ったことがない。

provo.jp

2003年札幌西線にオープン、2010年現在の創成川イーストに移転。
札幌から音楽やアートの情報を発信し続けるShop。
PartyやLabelといった音楽プロジェクト”SYNAPSE”を内包している。
主に週末はライブ・DJパーティー・マーケット・映画の上映等の催しで
賑わっているのでスケジュールをチェックしてください。
WIFI、卓球台完備。
居心地と音の良さはピカイチ。

 入口の時点で人がごった返しており、客層もいつもと違う陽気な20代が多かったのでびっくりした。これだけの20代の音楽好きが札幌市にいたとは知らなかった。今度店舗にも行ってみようと思う。
 フロアに向かうとギターとベースの二人組(SLACKS)がノイズロック的なジャムをやっていたのだが、これは正直微妙だった。ワンコードのジャムを延々やっているのだが、全然音が気持ち良くない。というか、Precious Hallの音響自体がライブの音を鳴らすようにできていないためか、ただただ出音が悪かった。ノイズの音色も、ギター・ベースのPAに何かを近付けて鳴らしているのだが、ただノイズというだけで音色の豊かさは全然感じられない。ダンスフロアとライブハウスは違うという当たり前のことを強く感じた。
 続いてはThe HatchなるバンドのボーカルmidoriのDJプレイ。これがとても良かった。ラウンジ的なダブから始まったプレイがどんどんダブステップやグライムなどUK方面のサウンドに繋がって、フロアをガンガンに揺らす。印象的だったのはAmapianoがプレイされたことで、Precious Hallはジャンル的には保守的であり、ダブステップすら全然プレイされない箱だと思っていたので、これはかなり嬉しかった。

 そのままダブステップアブストラクトなジャズファンクなどがプレイされている間に、DJブースの前あたりにラップトップなどの演奏機材一式が運び込まれ、そこに冥丁らしき人物が現れてセットアップを始める。作務衣のようなものを着てMacのPCに向かう姿は、アー写からそのまま出てきたような静謐な雰囲気を纏っていて、本物の"冥丁"がここにいる……と感じた。

 midoriのプレイが終わって拍手が止むと同時に冥丁のライブパフォーマンスが始まる。大まかにパフォーマンスを説明すると、サンプラーに登録してある音色をループで楽曲の形に組み立て、映画からサンプルしたであろう打撃音らしき音色をパーカッションとしてパッドで演奏する、といったような感じ。セットリストは主に「古風」からの選曲。何度も聴いた楽曲がリアルタイムで組み立てられ、そこに冥丁の手で冥丁らしい音色のリズムセクションが加えられていくのだが、ただ楽曲をかけるだけではない、つまみをひねるだけではない、ビートに合わせて手を動かすパフォーマンスがあるのが、ヒップホップと電子音楽の良いところだけ抜き出したようなスタイルでとても良かった。

 そのあとは緊張がゆるみ、睡眠不足もあいまってそれ以上音楽を聴く気になれなかったので、ラウンジで多少くつろぎ、午前四時くらいにクラブを後にした。とにかく人が多すぎ、一人になって休める場所がなく、音楽が好みでもそれ以上は無理だったろう。外は肌が切れそうなほどに寒かった。これだけ寒ければ変質者も出ないだろうと高をくくって家までの道のりを歩いた。

私物化

 後輩を新居に呼んでスマブラの大会を見ていたのだが、途中で母親から電話がかかってきて「クレカ会社から引き落としができないと連絡がきた。家具代を渡してほしい」と言われた。

 私のクレカで払わなかったのは父親が「せっかくなら楽天ポイントがほしいから、良ければ自分のカードで会計をしてほしい」と頼んできて、私がそれを快諾したからである。口座にお金が入っていないのは、私があらかじめ父親に渡した家具代が母親に渡っていなかったから……という理屈になるのだが、「引き落としができなかった」という点の疑問は何も解決していない。私が大学を卒業してから大きな出費というものは一切無かったはずだが、父親の給与からの貯蓄と賞与は一体どこに消えたのだろう。

 この頃母親が色々なところに電話をかけ、色々なところに外出しているのだが、どうやら仮想通貨のコミュニティ、陰謀論者の集会、自然派食品のショップなどに顔を出しているらしい。特に仮想通貨についてはここ二か月ほど出金がどうこうなどと話していて、たぶん口座の有り金を全部ここに注ぎ込んだのだろうな……と予想している。今日父親と二人で外出した際にそういったような会話をしたあと、「お前がいなくなったらどうするかな」と言っていたのだが、本当にどうするのだろう。このままでは退職金も全て溶かされてしまうとしか思えないが……。

良いツイート

 まあいつかはそうなるだろうと思った。もとより経済的基盤が脆弱な業界である以上、いつかは引退するほかにない。今世界でVTuberといったら第一にはホロライブとなるのではないだろうか。

聴いたもの

Late Night Tales: Floating Points

 ダウンテンポのチルミックスシリーズLate Night TalesのFloating Points回。アンビエント・ドローン~ジャズ~スウィートソウルまでをFloating Pointsらしい静謐なムードを保ったまま繋いでしまう選曲の妙はもちろんのこと、セレクトされているアーティストが良い。アンビエントの大家Sarah DavachiやTim Heckerの作品にも参加するKara-Lis Coverdaleなど、名前から人脈を辿ることで各ジャンルの深掘りが促されるような選曲がなされており、世界観を表現しつつ、かつリスナーを教化するという良質なコンピレーションに仕上がっている。個人的にも聴きたいアーティストが増えたのでここから辿ってみようと思う。

読んだもの

www.sapporo-posse.com

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