雑記

__blurry_のおぼえがき

12/2

できたこと

  • ラジオ体操
  • ランニング
  • 水道局に電話

雑感

党派性の罠

 母親が陰謀論者なのだけれど、YouTubeの配信者が喋っていた知識をそのまま受け売りしてくるだけに留まらず、最近ではテレビで放映されている番組に目を向けるたびにこんなものは全部嘘だ、くだらない、見てたらバカになる、と毎日主張してくるようになった。シンプルに鬱陶しいのだが、テレビを消すという行動には移らず、見ながらバカにしているあたりが何とも哀しい。

 さておき、このニュースが取り上げられていた。

www.miyakomainichi.com

 これを見た母親が「エビにだけ感染するウイルスなんてバカげている、メディアはいかにもありえないようなくだらない嘘ばかり報道している」と言い出した。ここまで来ると陰謀論者というのではなく、「テレビを信じられない人」でしかない。陰謀論者のスタンスは、伝統的メディアに対するオルタナティブであり、自分で考えて調べた結果、インターネットに、YouTubeに、個人ブログに辿り着いたのだ、自分たちは能動的に情報をキャッチしに行く側だ、というものであったはずである。それが今ではテレビで流れている内容を検討もせずただ反射的にこき下ろしている。これでは結局のところ陰謀論者が敵視する「テレビや新聞の情報を鵜呑みにする人間」とやっていることは変わらない。コミュニティに浸っているうちにとにかく敵対勢力をこき下ろすのが気持ちよくなってしまったのだろうか。党派性とエコーチェンバーの罠だなと思った。

ひとりフィギュア

 ランニングに出たら路面がところどころ凍っていた。父親が「歩幅を小さくすれば大丈夫」とアドバイスしてくれた通りにペースを下げて小走りで走ると確かに思っていたほど滑らず、寒さもウィンドブレーカーで凌げて何の問題もなかった。
 音楽を聴きながら走っていたのだが、信号待ちの最中に聴いていた曲がとてもよく、足を動かしてリズムを取っていたところ、ちょうど立っていた場所が凍っていてつるつると動くことができた。その場で踊ってみて、思い付きにくるくると回ってみたのが思いがけずとても楽しかったので、冬もランニングに出て踊ろうと思う。フロアではちょっと恥ずかしくてできないのに、外ならできてしまうというのも考えれば不思議な気がする。

楽しみなアナウンス

spice.eplus.jp

 楽しみで仕方がない。

良いツイート

聴いたもの

マーシャル・マキシマイザー - 藍月なくる (Cover)

 藍月なくるさんの新カバー。声が良く歌が上手いので当然聴き心地も良いわけだが、ボカロらしい高速四つ打ちをこのエアリーな声で軽やかに歌うことで、"ボカロ曲"の電子音楽性に尖りきった楽曲に別軸の豊かさを与えている。

湊あくあ - uni-birth

music.youtube.com

 湊あくあさんの誕生日にリリースされた新曲。ゆずかスキマスイッチのような爽やかなロックで、ホロライブらしい前向きでポジティブさに満ちていて楽しい。湊あくあさんという表象を纏った人間が、自分を表現するものとしてこういった楽曲を歌っていることが嬉しい。どんな形であれ自己の在りようを祝福できるなら喜ばしいが、それが歌の形をしているならば私はさらに嬉しい。

Black Swan - Repetition Hymns

 TLの人に教えてもらった作品。シンフォニックなテープループアンビエントで、幾重にも重ねられたオーケストラサウンドのレイヤーが重なったりフェードアウトしたりすることでいつまでも飽きずに聴き続けられる。テープを使った作品というところが良い。磁気テープ特有のがさがさした鳴り方やヒスノイズがオーケストラの蒸気的な音色と融合した、さながらWilliam Basinskiの"The Disintegration Loops"の中盤のような質感が作品全体を覆っている。ノイズとも天上のオーケストラともつかない音色に関心が向いていたところだったので、本当にいいタイミングでめぐり合うことができた。

読んだもの

news.yahoo.co.jp