できたこと
- 買い物
- 基本情報の勉強
雑感
寝坊
就寝が午前二時半と遅かったため一日中眠かった。勉強は全然はかどっていない。そういうわけで日記を書き終えたら勉強に移行しようと思う。
買い物を終えたあとは喫茶店にいた。漫画を二冊読み、昼寝をして、それからちょっとだけ勉強をした。読んだものについては以下にちょっとだけ記す。
『酒と鬼は二合まで 1』
「ナオリ、あたしの飼い主(バーテンダー)になってよ。」祖父に憧れて、バーテンダーを志す大学生、ナオリ。いつかは自分の店を…と考えるも、自宅に呼ぶような友人もおらず、ひとり楽しくもどこか寂しくカクテルを作る日々を過ごしていた。そんな彼女は半ば強引に誘われた飲み会で、自分と正反対のキラキラしたギャル、ひなたに出会う。お酒が飲めないという彼女には、ひとには絶対に言えない、重大な秘密があって…!?
zinbei先生の初連載。丸みを帯びた輪郭線による愛らしさとシャープな顔立ちの良さの塩梅が絶妙で、まずは視覚的に楽しい。
酒好きの女子大生の家に酒呑童子が転がり込んでくるというインパクトの強い舞台設定ではあるが、作中でフォーカスされているのは、家族に由来する呪いであり、それゆえに社会に居場所がない/溶け込めない二人の疎外感である。社会に疎外されているからこそ、「生活」という二人だけで作り上げる営みが大きな意味を帯びる。
全く異種の二人であるから、互いが何の気なしにしていることが相手を傷つけることもある。しかし二人はコミュニティにおける異物であり、コミュニティにおいて一般的な方法で他者に頼ることはできない。
昨日と似たような話を今日もすることになるが、これは「コミット」の話として読んだ。相手が不完全であること、自分の全てを察して理想的にふるまってくれる存在ではないことを理解した上で、それでもその一人を選ぶということ。逆に、何かをすると決めた以上は、そこに信念を持ってその全てを引き受けるということ。「全体性を引き受ける」「排他的にAを選ぶ」という言葉をこの前見たが、ここで描かれているのは全体性を伴う選択に至るまでの過程であり、だからこそ美しいのだろう。家庭環境についてはまだ触れられていないが、明らかに力を溜めている様子がある。それを読むのが楽しみ。
『今日はまだフツーになれない』
かわいいものが大好きなフリーター・高橋(27歳)と、マイペースだけど繊細な漫画家・山下(27歳)。高校生活の終盤、就職も進学も志望しなかった二人は進路希望で居残りになって以来、一緒にいる。進学、就職、結婚…人生でたびたび遭遇する「フツー」に悩みながらも、なんだかんだ前向きに生きていく。女子二人。ゆるっと心に染みる、ちょうどいい関係。
以前TLで見かけて読んだ作品。こちらも同じく社会に馴染めない者どうしの作品であるが、大きな違いとしてはメインとなる二人が自発的に社会、すなわち「フツー」から逸脱していったことにある。
二人は「フツー」に照らして物事を考えない。それぞれがそれぞれに固有の物差しを持ち、その物差しにのみ従って生きているし、相手が「フツー」でないことも一切咎めない。二人が追求するものがかたや「かわいい女の子」、かたや「漫画を描くこと」とかけ離れているのもいい。二人は相手の価値観を理解しようとはしないかわりに否定もしない。優しい無関心を貫きながら、ただその居心地の良さゆえに一緒にいる。
一冊で終わってしまったのが本当に悲しい。もっと二人の日常を見ていたかったし、17話で決定的に変わった二人の関係性のその後を見たかった。
Bandcamp Friday
Bandcamp Fridayだった。作品を買うとその売り上げが全額アーティストに届けられる日で、この日に合わせてリリースされた作品もたくさんある。アーティストへの支援を言い訳にして私もそこそこ買った。給料出てから間もないのにガンガンお金を使っているが、これ今月大丈夫なんだろうか?
買った作品は後述。
良いツイート
186日目
— 伊之助ボディになるまで毎日腹筋ローラー (@InosukeWorkout) 2021年9月2日
立ちコロ50回
膝コロ50回 pic.twitter.com/tLk5ZSne1m
— つきしろ (@Cell_Virtualian) 2021年9月2日
言ってるセリフが想像できすぎる pic.twitter.com/SBq2p9WvQ5
— すんだん (@Znplus2) 2021年9月3日
ここ死ぬほどすき pic.twitter.com/5SljVTB2Xj
— たまきにゃー (@madshirase) 2021年9月4日
あああああああああ(ネコチャンかわい゛い゛い゛い゛い゛い゛ pic.twitter.com/UlRkcNZZVP
— ふわONLINE (@fuwaonline) 2021年9月4日
中島らもの明るい悩み相談室で、上下は空があるほうが上だからわかるけど、左右は根拠がないからわからないっていうのがあって、本当にそう
— 中原ふみ(しそ) (@anntm_) 2021年3月18日
本当によく分かる。左右盲なので。
作業中にYouTube流してたら奇跡的に「徹子の部屋」に中島らもがゲスト出演した回が。徹子が「何歳頃から薬物にお手をのばされたの?」「覚醒剤はどうでした?」「断酒の禁断症状で幻覚をご覧に?」と連打。「頭が割れてうどんが流れ出し、目の前で花魁が三味線を弾いてました」と淡々と答えるらも。
— 遠藤 浩輝 月マガで『愚者の星』連載中 (@hiroki_endo) 2021年9月2日
「かなり本式のものをやってらしたんですねえ……薬物を」
— 白央篤司 (@hakuo416) 2021年9月4日
「とろんとしたいんですか要するに」
インタビュアーとしてやっぱり並々ならぬものがあるんだよね、冗談抜きで。綺麗にまとめようとしない、意味のない笑いをしない。なかなかできないことです。
しかしこれを放送できたのですね。
聴いたもの
Fujii Kaze "Free" Live 2021 at NISSAN stadium
藤井風の無観客ライブ。普通こんなに広いスタジアムに一人では寂しくなりそうなものだが、そこが藤井風のすごいところで、ただそこにいる存在感だけでスタジアム一つを覆ってしまう。数十年スタジアムに立ってきたような貫禄すらある。
パフォーマンスも良かった。スタジアムの反響の力も一切借りずにマイクに通した歌声とピアノ一本だけで完成されており、曲と曲の合間に教会よろしくスピリチュアルな説法を挟むさまは、さながら70年代ニューソウルのベテランシンガーで、しかもそれが付け焼き刃でなく、本当に自然にやってのけている。カリスマとはこういうことを言うのだろうなと思った。
The Rolling Stones - Exile On Main St.
ストーンズの最高傑作の一枚。ラフでルーズな、という形容そのままの、なんとなく作り込みが甘い感じがむしろ味わい深い作品。
ストーンズの作品は滋養がある。刺激的とは言いがたいが、たまに聴くと充足感がある。人には勧めないが、私は聴き続けるよといったようなバンド。
Bandcamp Fridayで買ったもの
詳しい感想はまた丁寧に聴いたときにやる。
シンプルに良いハウス。
前にブログで書いた覚えがある。多元的フュージョン。
Boiler RoomでのDaytimersパーティ主催。ミックスがダウンロードしたくて買ったのに、ファイルに同封されていたリンクに飛んだらすでにサンクラから削除されていてしばらく落ち込んだ。
Permanent Vacationのアフガニスタン支援コンピレーション。レーベルの作品をまとめただけだと思われるが詳しくは不明。アフガニスタン支援のつもりで買った。
先鋭ダンスホール専科Mixpakからのリリース。かなりいかついベースとダンスホールのビートでとても楽しい気分になれる。
Masters At Workの作品をいくつか。クラシックというだけあって今でも強度がある。お気に入りは一つ目。
セクシーで良い音がするハウス。低音主体の楽曲が一番かっこいい。
最高のジャズバラード。
Ame新譜。ガムランのサンプリングが良い。
知らない人のリエディット集。ドライで奇矯なエディット感が面白かったのと、今日限定だったのでとりあえず買った。
Signalwave(テレビ番組サンプリングにフォーカスしたVaporwaveのサブジャンル)のオリジネーター天気予報、その最終作。364曲入って100円。狂っているのか?