雑記

__blurry_のおぼえがき

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できたこと

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雑感

ファッションと自己肯定

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既存の価値を追求してそれを手元に近づけて喜ぶんじゃなくて、もっと生々しい、具体中の具体を切り開いていくそのカッティングエッジに立って、まだ誰も見たことのないもの、誰も知らなかった価値を見出していくと。それが人生の本義じゃないのかと、最近もうほんまにそういう気持ち。

 ファッションへの芽生えがずいぶん遅かったことを、今でもコンプレックスのように思っている。服なんて意味がないというのは、要するに自分の身体ではどう着飾っても見栄えのいいものにはならないという諦観と、そういう身体に生まれついたことを認められない駄々が合わさった苛立ちが服装に転嫁されたもので、今考えればたぶんに思春期的というか、頭でっかちな感情だったと思う。
 自分の天井が見えるところで定まってしまっているというのはほんとうに残念なことだとしても、他の人はもっと背が高くもっと高く飛べるのだとしても、背伸びをすることだけが価値であるとは限らないと思う。背伸びをしても仕方ないなら、その空間で踊ればいいのだから。自分ひとりが踊るのに充分な広さがあればよいのだから。
 ここで冒頭の引用に話を戻すが、モデル的な「美しさ」に自分を近付けていくことには意味はほとんどなくて、自分が価値があると思ったものを身に着ける、そのことによって自分自身に価値を着けていくことが、いち個体としての「人生」の本義なのだろうと思った。他人が理解するとかしないとかは全部どうでもよく、自分の思想と価値の具現として、踏んで立つ私の空間を左右に押し広げる力として、今の私は衣服に惹かれている。

リツイートアジテーション

アジテーション(agitation) 強い調子の文章や演説などによって人々の気持ちをあおり、ある行動を起こすようにしむけること。扇動。アジ。

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 近頃扇動的な文章が目に入ることが増えて、とても消耗している。具体的に言うと、言葉がその人の実感をただ綴った簡素な叙述から離れて、他人の強い感情を惹起するように意図して書かれている文章が多く目に入るようになった。政治の話に限るわけではなくて、要するに「バズる文体」の話である。
 SNSに最適化されたような文章を見ると疲れる。連載漫画の更新直後なんてとてもTLを見ていられない。もう少し静かな言葉で、個人的な言葉で語れないものだろうか……と思う。「インターネットが上手い」というのかもしれないが、それは単に過剰適応ではないか。それはお前の選り好みではないかと言われれば否定は出来ないが、それでもやはり漫画の更新直後はかなり「言及バトル」のようになっていると思う。
 それが物凄い勢いでRTされてくる。どれも似たような躁的な調子の長文で、「バズりそうな文だな」と数字を見る前から分かる。バズるくらいなのでもちろん内容は面白いのだが、「読まされている」「愉快さを理由に拡散を催促されている」という感覚が強く付き纏う。それが気に食わない。本当にただ気に食わない。

 このツイートの意味がようやく分かってきた。

サイダーのように言葉が沸き上がる

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 見てきた。自分にはあまり合わない映画だったが、これを読んだところ、どうやら見方を間違えていたらしいと悟った。こうやって映画を見られる人はすごい。自分の感想はここには書かないが、コメントアウトで.mdファイルには残しておく。

立位とダンスミュージック

 立った状態でダンスミュージックを聴いていると絶対に踊り出してしまう。するとどうなるかというと、ランニング中の信号待ちで踊り出すことになる。こちらとしては聴覚がGROOVEで占められているので、世間体とか周囲の目とかの意識が完全に飛んで、自然と身体が動き出すのを止められない。そろそろ信号待ちでくねくね踊る怪人の噂が立つ頃かもしれない。
 座位と立位における音の響き方は全然違う。座位では基本的に座標が固定されているため、足の動きがほとんどない。せいぜい踵を動かすとか貧乏ゆすりめいて足を揺らすとかその程度である。しかし立ってダンスミュージックを聴いていると、ビートがいかに四肢に強く働きかけるかが身をもって理解できる。自然と四肢が動き出す。身体の躍動とビートが同一化する。
 再生した時に座っているなら立ち上がらせずにはおかない、立っているなら踊らせずにはおかない、踊っているなら止まらせない。実家住まいなので基本座ってイヤホン/ヘッドホンで音を聴かざるを得ないのだが、こんな状態では音など分かるまいと悲しい気持ちになる。早く一人暮らしがしたい。

良いツイート

聴いたもの

SunPalace - Rude Movements – The Remixes

 ロフトクラシックのリミックス集。原曲からしてチャカポコしたリズムシンセのビートにローズピアノのジャジーなコードとシンセのソロが乗っかる大変気持ちのいいダンスチューンで、これを錚々たる面々がリミックスしているのだから悪い作品になるはずもない。無限に気持ちいい音が流れてきて、体感としては「溶けそう」というのが近い。

読んだもの

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