雑記

__blurry_のおぼえがき

7/20

できたこと

雑感

暑い

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19日の道内は高気圧に覆われて各地で猛烈な暑さとなり、札幌市では21年ぶりに35度に達し猛暑日となりました。20日も各地で気温が上がると見込みで、引き続き熱中症への十分な注意が必要です。

 暑すぎる。北国とか亜寒帯のアイデンティティはどうしたんだ?
 確かに年々暑くなっているという感覚はあったが、七月にこんなに暑かったことはかつてなかったように思う。加えてテレワークで締め切った部屋にこもりきりなのだから、10分も経てば精神が限界を迎える。
 家にはエアコンもないので扇風機と冷風機とでしのいでいる(しのげていない)が、こんなのがずっと続いたら狂ってしまう。早く涼しくなってほしい。できれば4連休のうちに。

ペンギン

 にじさんじENの新メンバーPetra Gurinさんがとてもかわいい。ペンギンであり、メッシュであり、ぶかぶかのパーカーを着ていて、声が可愛い。私はそういうあからさまに可愛い記号を「可愛い」とはっきり言う方向に腹を括っている。サメ(Gawr Guraさん)のメンバーになった時点でこうなることは確定していた。
 ついでに言うと日本語を日常会話レベルで操ることが出来、日本語話者としてはたいへんありがたい。乙女ゲーで日本語を勉強したと言うが、ゲームで日本語って勉強できるんだろうか?私がDoki Doki Literature Clubを原語でプレイしたところで日常会話が出来るようにはならないと思う(未プレイ)。Gurinさんが語尾を震えさせたり、緊張すると声が上ずったりする様は、私がそうするように脳内で逐一文法を組み立てているようにはとても思えない。「キモい」とか「エモい」みたいな俗語がさらっと出てくるのもすごい。

良いツイート

聴いたもの

Koreless - Agor

 これは傑作なので耳ある者全員に聴いてほしい。上の再生ボタンを押すとアルバムのキラートラックである"Joy Squad"が流れる。
 用いられているメソッドは潔いまでにエレクトロニカであるが、ボーカルサンプルの多用とエモーショナルなコード・テクノの音色の導入・硬派なメロディを押し出した作曲により、時代性を感じさせない音に仕上がっている。ポストクラシカルとテクノとエレクトロニカの三点を結び、その三点から等間隔の点を打ったらこういった音になるだろう。今日のディグの成果はこの一枚。返す返すもいいアルバムだなと思ってリピートしていたら試聴回数制限に達したので買う。

Ado - ギラギラ

 友人がSpotifyをトランスミッターにかけて流していて、そのメロディの強さに惹かれた。概ねボカロシーンからの「白日」への応答といったところだろう。「今に見てろこの La!」のキーを上っていくメロディと「なんてファニー この世はビザール」の歌い方が好き。
 激しい曲を歌うAdoは感情表現が過剰すぎて正直なところ辟易していたのだが、こういった抑制的な曲ではファルセットの迫力や歌声の使い分けの幅などの表現力の高さを味わうことができてとても良い。

Shook - System

 以前の"Bycycle Ride LP"が傑作だったオランダのアーティストの最新作。80'sシンセポップとして充分な強度がありつつ、その音色を過去の未来観すなわちレトロフューチャーとしてノスタルジックに用いた情緒的な楽曲が並ぶ。ソフトウェアの音がスタンダードになった時代にこういう音を聴くとその"素朴さ"にいとおしいような情緒を動かされる。

さらにもし,かざりなどというものが,そうおもえさえすればいいということから,人の目に色と形を感覚させるだけの一過性の虹質の仮象に取って代わられたならば、その時この鬼の花も,手にとれ風におとたてる物そのものである古拙に,しみじみと人を泣かすのでもあろうか.(黒田夏子『感受体のおどり』315番)

 これはふと思い出した「感受体のおどり」の一節だが、「虹質の仮象」という言葉がすごい。ここで想定されているのはホログラム映像のようなものであろうが、「虹」というのは雨上がりの水滴が漂う空間に日光により映し出されるものである。この連想が働くために、私たちは「一過性の虹質の仮象」が現実において「ホログラムか何かであろう」と見当をつけることが出来る。見たことのない美しい表現でありながら、連想の飛躍は緩やかで、読解の誘導として適切に働いている、というところに、散文言語表現の技法の極まりを感じる。

読んだもの

note.com

www.1101.com

davitrice.hatenadiary.jp

mmkanimm.hatenablog.com

www.huffingtonpost.jp