雑記

__blurry_のおぼえがき

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出来たこと

  • 早起き
  • ラジオ体操
  • クリーニング
  • 洗濯
  • ランニング

雑感

ラジオ体操

 「腕と足の運動」では腕を振る動きに合わせて足を開く。しかし日ごろ使わない筋肉なので、体操として十分なくらい足をひらくとよろめいてしまう。しかも筋が固まってしまっていて動かすと軋む。そういうわけで無意識に足の動きをセーブしていることに気がついた。体操は自分に適度な負荷をかけてこそなので意識的に無理矢理動かそうと思った。

 小鳥遊キアラさんが経営しているという温泉に行ったら、そこは客に催眠術をかける操り人形の製造所だった。目を合わせると催眠術にかかることが分かり、「じゃあ目をつぶったら?」と尋ねたら「かからないね」と素直だった。絶対にそちらを見ないようにして温泉に入ると(客はみんな様子がおかしかった)、聞き分けよく普通に帰してくれた。
 それから友達のマンションに行くことになる。友達の部屋のある階でエレベーターが開くと、なぜか高校の学校祭のようなにぎやかな空間が広がっていて、特にエレベーターのある壁面側の通りは全てお化け屋敷になっている。お化け屋敷はどれも不気味さの表現として緑色を使いがちで、お化けも緑っぽいよねという話をする。そこから先はもう覚えていない。

不眠

 布団が軽すぎて不眠になっている。正確に言えば睡眠の質が耐えがたいまでに下がっている。
 寝る時の理想の状態は、足が出るように布団を被って、下半身の血行を冷やしつつ、上体の体温を保持することなのだけれど、布団が軽すぎて薄すぎて体温を全く保持してくれない。それどころか寝返りを打てば身体の上から逃げ出して、起きたときには身体の横で塊になっている。だから寒くて起きているというか、睡眠の周期のなかで睡眠が浅くなる時間になると寒さで目が覚める。本州で「寒くて目が覚める」なんてことがあっていいのか?

体操について

 昨日のランニング中に足が妙に痛かったことを思い出し、朝のラジオ体操を終えたあと、試しに普通の体操をしてみた。伸脚とかアキレス腱とか屈伸とかのある、学校でやるやつ。すると屈伸の時点でふくらはぎが軋む。伸脚は出来ても「深く」の方になるとつらい。アキレス腱に至っては痛すぎて「いたたたた……」と声が出た。体操が痛いのはちょっと好きなので、右、左とこなしてからもう一回繰り返した。体操をすると日頃使っていない筋肉が分かるし、なまった節々がゴリゴリと音を立てる。ラジオ体操でもそう。音の数だけ、痛みの数だけ健康に近づいているという気がする。この体操も毎日続けたら、アキレス腱を伸ばすとき痛まなくなるのだろうか。試してみたい。
 体操を終えると身体の芯からぽかぽかになった。体操くらいで温まる身体もどうかと思うが、身体が一個の肉体として生きていることを感じられるのは良い。

ASMR

 Gawr Guraさんのメン限にあるASMR配信を聴いた。Guraさんの配信はたまに見るととても愛らしくてもっと見たい気持ちになる。久々にPCの前でヘッドホンを付け、Guraさんが優しいウィスパーボイスで囁いたりタオルの摩擦音やらジェルを押し付けるぐにぐにした音やらを楽しんだ。リスニング能力がないし字幕もついていないのでほとんど何を言っているのか分からないのだが、おそらく添い寝のシチュエーションであるのだろう、配信序盤で"Close your eyes…"と繰り返すものだから、これが脳裏に浮かんで思わず笑い出してしまった。

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 Guraさんは自身が性的なコードに巻き込まれないようにかなり注意を払った自己プロデュースを行っている(ように見える)。しかしASMRはいいのだろうか、日本では明らかに性的な方向に流れたが、海外ではもう少し健全な文化なのか……と気になって軽く検索したところ、普通にポルノの一種として定着しているらしかった。

wired.jp

 しかし考えてみればASMR自体が性的というわけではない。私にはASMR配信はリスナーに対して過度な親密さを提供している、そこまでのプライベートさを配信に乗せてよいものか、それは"性"ではないかと思われるのだが……。
 好意的に解釈するなら、ASMRが性的だと解釈される状況自体にGuraさんは抗いたいのだろうと思う。キャラクターの胸部にジェルを詰めたマウスパッドというプロダクトに対して、頬にジェルを詰めるプロダクトの提案を行ったように。不本意に性的とされてきたものを、健全なゾーンに引き戻し、誰もがその楽しさを無邪気に享受できるようにしてくれるなら、それは良いことだなと思った。GuraさんはASMRでも歌う。子守歌のように優しく。幼子のようでもあり、子をあやす親のようでもあり、ただ優しさに満ちていて、とてもよかった。

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良いツイート

聴いたもの

Trilogie De La Mort - Eliane Radigue

 フランスのシンセ作家Eliane Radigueの傑作。単音の持続と緩やかに拡大していくスケールにより意識をトランスさせる……という、ストイックで原理主義的なドローン。タイトル通り三曲各50分超、合計2時間48分ある。以前紹介した『Adnos』はチベット仏教の音の影響下にあり、この作品も同様の思想のもとに制作されたと思われる。しかしこちらは三曲目の中盤で突如としてアポカリプティックな方向に展開し、ほとんどノイズの様相を呈したところで一曲目序盤の単音の持続に帰っていくという不思議なパートが存在するのだが、これは三曲目が「灰」からインスピレーションを得ていることに由来するらしい。死がよみがえり、死が誕生になる……とBandcampの説明には書いてある。だから冒頭の音色に帰っていくということなのだろう。これもチベット仏教なのかと思ったがどうもそうではないらしく、出典元が記されていない。不死鳥的な思想だろうか?
 ともかくこちらも傑作のドローンだった。一日三時間を費やしてでも浴びる価値はある。アンビエントやドローン作品のディグをしていてこういった弩級の傑作に出会ってしまうと、今後そのジャンルをもっと掘る気というものが失せてしまいそうで心配になる。

余談:こういう長い作品ははじめの10分間を真剣に聴けるかどうかにかかっている。この10分の入り口をくぐらないとその後ろの音をどれだけ聴いても一切何も感じない。クラブのピークタイムからクラブに入って踊るようなもので、ちゃんと序盤からじっくりと身体を暖め、精神の時間感覚をアジャストしてから展開を味わう方が遥かに効き目がある。

VESPERBELL - Ignition

 KMNZの後輩グループVESPERBELLの3rdシングル。ヨミさんの2000年代的ロック趣味と、カスカさんのダンスロック趣味の配合が上手くいっていてかっこいい。サビのメロディとコード進行はアニソンの型に抗おうとする作家のアーティストとしてのこだわりを感じてかっこいい。これだけスムースな音楽がチャートを席巻する時代にハードな音で押し出そうとするなら、腹を括って刃を研ぐしかないということだろう。先輩のKMNZはポップに寄せたカバーが多いわけで、そことの差別化を図らなければならないという第二世代的な意識も感じられる。

 書いている途中でこのツイートを見かけて声が出た。WONKがV圏で曲書くことあるんだ。

読んだもの

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